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第二百三話 スカウトしてみた
              第二百三話  スカウトしてみた
 こうしてバルト三国の誰かを生徒会長に擁立することにしたイギリスとフランス。まずは長男的存在のリトアニアに目をつけます。
「あいつだったら問題ないな」
「そうだな。頭がいいし真面目だし面倒見もいいし」
 二人のリトアニアに対する評価はかなりいいものです。やはり見るべきものは見ています。
「あいつならやってくれるな」
「じゃあ早速」 
 リトアニアの家に行って声をかけます。しかし」
「あの、悪いですけれど」
「駄目なのか!?」
「すいません、実は」
 イギリスに応えながら言うのでした。
「最近またポーランドの世話がありますので」
「あいつか・・・・・・」
「そうか、あいつがいた」
 イギリスとフランスはここで思い出しました。リトアニアはポーランドの相棒なのです。とかく手のかかるポーランドの。ですから。
「生徒会長をやる余裕がないです」
 俯いてまた二人に答えます。
「申し訳ないですけれど」
「・・・・・・そうか。ならいい」
「変な話を持って来て悪かったな」
「いえ。ポーランドは生徒会長に誘わないんですか?」
「・・・・・・韓国よりはましだろうがな」
「そうですか」
 イギリスの右斜め下に向けた顔が全てを物語っていました。彼にしろ人はじっくり選んでいるのです。その人材の為の今回の生徒会長候補人材スカウトなのですから。かくしてリトアニアのスカウトは残念ながらなかったことになったのでした。あと残り僅か二人です。


第二百三話   完


                  2008・5・28
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