第百九十九話 異端審問は気にしない
第百九十九話 異端審問は気にしない
何とそこにあったのは巨大な魔法陣。どっからどう見ても黒魔術の場所です。イギリスも何時の間にか黒いマントを羽織っています。どっからともなく出て来たもののようです。
「いきなり何をするつもりなんだよ」
「俺のこの魔術であいつを再起不能にしてやるんだよ」
それがイギリスの切り札だというのです。実は彼は魔術が大得意なのであります。何気に訳のわからない特技であります。
「これでな。あいつを呪って生徒会長に立候補できなくしてやるんだ」
「そうか。それであいつを止めるんだな」
「これならいける」
彼は断言します。
「完璧にな。さあ出でよ魔界の住人達!」
剣呑な目で叫びます。
「あの韓国を再起不能にさせてやれ!」
「果たしてどうなるかな」
フランスは比較的醒めています。何かあまり信頼していないようです。
「あいつに御前の魔術が通じるかどうか」
「通じなかったら終わりだよ」
得体の知れない書物まで右手に持って開いています。変な文字が一杯書かれてもいます。
「それこそな。全然な」
「全然っていうかこうでもしねえと止められないんだな」
「・・・・・・あの馬鹿を止めれる奴がいないからな」
既に半分諦めています。果たしてイギリスの魔術は韓国に通じるのでしょうか。しかしこの魔術が発動された時その韓国は。
「イギリスの起源は俺なんだぜ!」
相変わらずです。まさに無敵です。頭の中に何も入っていないだけかも知れませんが。それでもとりあえず無敵なのでした。世の中無知に基く勇気程強いものはありません。この彼こそまさにそれなのであります。
第百九十九話 完
2008・5・26
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