第百九十六話 有り得ないと思っていた
第百九十六話 有り得ないと思っていた
イギリスとフランスはEUの集まりの後で二人で話をしていました。話す場所はフランスの家で二人でワインとフランスの料理を味わいつつ優雅にお話です。その話す内容は。
「で、生徒会長はどうなるんだろうな」
「タイだろ」
イギリスは何事もないように答えます。
「タイなら話がわかるし馬鹿もしねえしな。丁度いい」
「そうだな。全く韓国が出て来た時は心臓が口から飛び出たぜ」
「全くだ。しかしよ」
イギリスがここで尋ねます。
「何だ?」
「あいつって確か絶対に諦めないんだったよな」
「ああ、そうらしいな」
このことは広く知られています。
「何でもな。諦めるという頭がないらしいな」
「だとしたらひょっとすると」
イギリスはふと不吉なものを感じました。
「あいつまさか本当に」
「不吉なこと言うんじゃねえよ」
フランスの顔が恐怖らしきもので強張ります。
「幾ら何でもあの三人がそれを止めるだろ」
「そうか。そうだよな」
「ああ。だからだ」
半分以上自分に念押ししているようなフランスの言葉です。
「ここは安心してタイを迎えような。いいな」
「ああ、そうだな」
イギリスもまた自分に言い聞かせるようにしてフランスの言葉に頷きます。二人が今いる部屋の窓から北斗七星が見えます。何故か双子星もはっきりと見えています。
第百九十六話 完
2008・5・24
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