第百九十五話 他にやることはあっても
第百九十五話 他にやることはあっても
欧州組は欧州組で集まることが多いです。この集まりをEUと言いますが太平洋でも最近APECだの拡大会議だので集まっています。言うまでもなくこの中には韓国も参加しています。
「そういえば誰かおられませんね」
「あれ、そうなのか?」
「人数は足りているあるぞ」
日本もアメリカも中国も気付いていませんがカナダもいます。とりあえず彼のことは置いておきまして今回の主役です。
「それで皆が俺に投票してくれたら凄いことになるんだぜ!」
ここでも生徒会長のことを言っています。本人は完全に立候補する気です。他の議題を一切無視して太平洋の面々に対して話というか一方的に主張しています。
「学校が変わる位の!凄いことなんだぜ!あっ、これは」
さりげなく贈りものを出してきました。それを皆に配ります。
「気にしなくていいんだぜ。応援とかそんなのは全然意識しなくていいんだぜ」
「意識しないでいいのですか」
「勿論!あっ、日本は絶対に来なくていいんだぜ」
こう日本に対して言うのです。
「日本の応援はいらないんだぜ。だからこれを受け取らなくてもいいんだぜ」
「わかりました」
韓国がこう言う場合は逆ですのでさりげなく受け取ります。彼との付き合いは少しコツがいるのです。
「それでは」
「皆、じゃあそういうことなんだぜ」
強引に支持を取り付けました。自分自身の脳内で。
「それはいいんだぜ」
「じゃあそれで決まりだな」
「そうあるな」
「揉め事もなく決まってよかったよ」
アメリカ、中国、ロシアはこれで話が決まったことにしました。なおイギリスとフランスの忠告は聞いてもいません。かくして生徒会長の選挙は次の局面に入るのでした。イギリスもフランスもこの時迫り来る大きな災厄には気付いていませんでした。
第百九十五話 完
2008・5・24
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