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第千九百九話 アメリカが食べてみた ☆
        第千九百九話  アメリカが食べてみた ☆
 日本が誇るたけのこのさとをです。パーティーに持って行きました。するとです。
 最初に食いついたのはアメリカでした。
「あっ、これ食べていいかな」
「はい、どうぞ」
 こうしてアメリカがまず食べてみました。するとです。
 すぐに隣に行きました。そうして食べるのはです。
「これいいんだよな」
「それは確か」
「そうだよ、ハーシィズだよ」
 アメリカお気に入りのです。そのお菓子なのでした。アメリカはそれがお気に入りなのです。
「美味しいんだよ、これ」
「甘いですね、確かに」
「その甘さがいいんだよ」
 アメリカはこう言いながらそのお菓子を食べます。
「お菓子は甘くないとさ。やっぱり」
「たけのこのさとも甘いと思いますが」
「その甘さが違うんだよ」
「ううむ、確かにこれは」
 日本もそのハーシィズを食べてみます。その甘さはといいますと。
 少なくとも日本にはない甘さです。日本の作るお菓子にはない、とにかく強烈なまでの甘さがそこにあるのでした。
 それを食べてです。日本も言います。
「凄く甘いですね」
「僕はこれがいいんだ」
 かくしてアメリカはたけのこのさとは一口だけでした。どうやら彼には物足りなかったようです。


第千九百九話   完


                2011・2・23
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