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第千八百八十九話 はくだみ
                第千八百八十九話  はくだみ
 遂に近江と越前を平定した信長、しかしです。
 今回もまた、です。天下の多くの人達が顔を顰めさせるようなことをしたのです。
「御三方の髑髏をですか」
「そうだぎゃ、細工してはくだみにして晒しものにしたぎゃ」
「流石にそれは嘘では?」
 日本も唖然となって尾張に問います。
「あの、そこまでするとは」
「その証拠があれだぎゃ」
 こう言って尾張が指し示した三つのはくだみこそはでした。
「あれを見てそう言えるぎゃ?」
「あの三つがですか」
「その通りだぎゃ。信長はそんな恐ろしいこともするぎゃ」
 尾張もこれまで以上に引いています。
「そのことを忘れてはいけないぎゃ」
「ううむ、まさか本当だったとは」 
 日本も青い顔になっています。
「信長さん、これは」
「ちょっと。幾ら何でもないぎゃ」
「そうですね。これは」
 ましてやその髑髏の一つは妹婿だった人です。その人に対してそこまでする、これは流石に誰も支持できないものがあります。
 細工をした人達もどう思ったのでしょうか。それはわかりません。しかし髑髏をはくだみにして晒した、信長はそこまでしたのです。


第千八百八十九話   完


                  2011・2・12
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