第千八百七十九話 無事生還
第千八百七十九話 無事生還
信長が行方不明になってです。幕府の上司の人はやけに嬉しそうです。日本はそれを見てその人と信長が最近不仲なのを再認識しました。
「どうやら御二人はこのままですと」
「そうですね。対立しますね」
日本妹がお兄さんに答えます。
「間違いなく」
「はい、それにしても信長さんは御無事でしょうか」
「どうでしょうか。織田軍は今必死に撤退しているそうですけれど」
肝心の信長の行方がわからないのです。けれど。
数日後です。信長が京の都にその姿を現しました。彼の家臣達も一緒です。
「何と、生きていたのか」
「あの状況でか」
「無事だったというのか!?」
「しかも家臣達や軍勢まで」
誰もがこのことに驚いています。信長はその軍勢まで含めてほぼ無傷で姿を現したのです。
そしてです。日本に対して顔を崩してこう言いました。
「猿がやってくれたわ」
「羽柴さんがですか」
「そうよ。あ奴が殿軍を務めてくれたお陰でな」
それで無事撤退できたというのです。実際に信長は九死に一生を得ています。
かくして窮地を脱した信長はです。すぐに反撃に転じて反旗を翻した人達と戦い勝ちました。またいつもの信長に戻ったのでした。
けれどその信長にです。最大の敵が姿を現そうとしていました。
第千八百七十九話 完
2011・2・7
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