第千八百六十九話 桶狭間だぎゃ
第千八百六十九話 桶狭間だぎゃ
「そんなの無理に決まってるぎゃ!」
尾張が家臣の人達と一緒に信長に言っています。
「向こうは二万五千、こっちは二千だぎゃ!勝てる筈がないぎゃ!」
「そうです、殿ここは」
「篭城しかありません!」
家臣の人達も言います。
「そうすれば何とか」
「何とかなります」
「ああ、もういい」
しかしです。信長はこう返すだけでした。
「もう寝るぞ。いいな」
「なっ、死ぬ気だぎゃ?」
尾張はそんな信長を見てこう思いました。
「このうつけ、本当に諦めたぎゃ?」
「織田もこれで終わりかのう」
「尾張が終わりじゃのう」
「そこ、冗談言うにも時と場合をわきまえるぎゃ!」
尾張は家臣の人にくってかかります。
「この状況は。本当にやばいぎゃ」
「そうですね。これは」
たまたまそこにいた日本も言います。ちょっと尾張のところに遊びに来ていたのです。その日本はこう言うのでした。
「今川さん、危ないですね」
「どうしてそうなるぎゃ?」
日本だけが落ち着いています。まるで何もかもがわかっているようにです。果たして信長は何をするのか。今日本が大きく変わる第一歩がはじまろうとしていました。
第千八百六十九話 完
2011・2・2
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