第千八百五十九話 戦国の日本
第千八百五十九話 戦国の日本
日本はふと。昔のことを思い出しました。
「私の国でも昔は戦争が多かったですね」
「戦と呼んでましたね、あの頃は」
「はい、私は平穏でも」
こうです。妹とお話をしています。
「国同士や上司同士で」
「源平なんかもありましたし南北朝も」
「まさか上司の上司の方々が二人になるとは思いませんでした」
そのうえでお互いに争っていたのです。日本もいつも平和だったわけではなくてです。それなりに戦争を経験してきているのです。
「その中でも特にですね」
「はい、戦国の頃は凄かったですね」
「それぞれの方々にそれぞれの上司がおられて」
そんな時代だったのです。
「常に戦争でした」
「けれど争っていたのは上司の人達だけで」
「そうですね。人は案外穏やかでした」
国の中の人達はです。何としょっちゅう起こる戦を観戦さえしていたのです。お弁当を持ってかなり呑気に戦を見物することができたのです。
「あの頃は騒がしかったですが」
「それでも。今思えば」
「あれで楽しかったですね」
そうしたこともあったのです。日本の戦国時代はそんな時代でした。
第千八百五十九話 完
2011・1・28
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