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第百八十四話 三人の運勢
                 第百八十四話  三人の運勢
 バルト三国で運勢を占いにいきました。その結果は。
「うわっ、やっぱり」
 リトアニアが引いたのは大凶でした。彼はそれを見て思わず声をあげました。
「わかっていたけれどここで出るなんて」
「やっぱりそれが出たんだね」
「全く、ポーランドといいロシアさんといい」
 気苦労が耐えません。とりあえず日本の隣にワープできればいいのになんて夢を見ちゃっています。それはそれで色々とありそうですけれど。
「俺はやっぱり大凶なんだな」
「それで僕は」
 エストニアは凶でした。彼はそれを見て溜息をつくことしきりです。
「凶か」
「何かこのおみくじおかしいんじゃないの?」
 リトアニアはふとこう思ったりもします。
「何でこんなに凶が多いんだろ」
「それでも出てしまったものは戻せないよ」
「そうだね。やっぱりエストニアも」
「・・・・・・うん」
 運がないのでした。けれどリトアニアよりはましでした。
 それで最後の一人は。
「な、何なんですかこれ!」
 出て来たのは何と。無限凶でした。有り得ません。
「こんなのあるんですか!」
「ラトビア、これって」
「はじめて見たけれど」
「はじめてとかどうこういう前に僕が無限凶なんて!」
「・・・・・・けれど納得できるよね」
「・・・・・・はい」
 リトアニアの言葉に頷きます。
「認めたくないですけれど」
「何で僕達はこんな役回りなんだろう」
 最後にエストニアの言葉が空しく響きます。なおこの日の夜ラトビアはまたロシアに余計なことを言って無表情のロシアから折檻を受けるのでした。やっぱり無限凶でした。


第百八十四話   完


                 2008・5・18
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