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第百八十二話 これも才能です
               第百八十二話  これも才能です
 バルト三国。ラトビアには一つ彼自身にとって困った癖があります。それは何かというと。
「そうですよね、ロシアさんってガサツなところありますから」
「あっ・・・・・・」
 リトアニアが顔を青くさせてしまった時にはもう遅く。ロシアの無表情でのお仕置きフルコースを早速受けます。
「うぎゃあああああああああああっ!!」
「ラトビアアアァァァァァァーーーーーーーーーッ!」
 エストニアの絶叫も響き渡ります。今日もロシアのお仕置きを受けるのです。今日も、というところが実にロシアチックでいい感じです。
「うう、何時までこんな生活が・・・・・・」
「だからラトビアは余計なことを言うからそうなるんだよ」
 リトアニアが泣いているラトビアに対して言います。
「せめて黙っていないと」
「けれど言葉が自然に」
「出るの?」
「何処をどうすればいいのか」
「口にチャックしたらどうかな」
 エストニアがこうアドバイスしてきます。
「そうしたら多分」
「黙っていろってことですね」
「・・・・・・それが一番だよ」
「そうだね、やっぱり」
 リトアニアとエストニアの暗い顔。結局それしかないのでした。
 それで黙っています。けれど今度は間違えてロシアの食器を下げる時にソースをロシアの手にこぼしてしまってそれでやっぱり。
「うぎゃあああああああああああああっ!!」
「だから不注意なんだって!」
「ラトビアアアアァァァァァァァーーーーーーーッ!!」
 どうやらただ単にドジなようです。けれどそのドジで己の命の危険を作ってしまうラトビア、彼に明るい未来はあるのでしょうか。とりあえずロシアと一緒にいない未来は。


第百八十二話   完


                2008・5・17
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