第百七十七話 怖いんですけれど ☆
第百七十七話 怖いんですけれど
フィンランドがスウェーデンと一緒に家出したその夜。二人はまずは野宿です。大きな白い満月が見える寂しい道の横で寝袋を出して寝ようとしています。その時にフィンランドがスウェーデンに対して話しています。
「デンマークさんのお家飛び出したのはいいですけれど」
まずはそこから話しています。
「これから僕達どうなるんでしょうね」
「これからか」
「はい。自由になれたのはいいですけれど」
それはいいことですが。それでも不安が強いのでした。不安の方がずっとですけれど。
「周りは強国だらけで何か怖いじゃないですか。これから不安で」
「!!」
「あっ!」
今の不安という言葉でいきなりスウェーデンが顔を一変させたので慌てて言葉を引っ込めます。
「べ、別にスウェーデンさんと一緒なのが不安じゃないですよ」
「そうか」
「まあ悩んでても仕方ないですし今日はもう寝ましょう」
「おめえがそうしてえんならな」
「そうですか。それじゃあ」
「ん・・・・・・」
「お休みなさい」
こうして二人は寝転がります。フィンランドは寝転がりながらもあれこれ考えています。
(デンマークさんんい耐えかねて勢いてこの人と一緒に出て来ちゃったけれど色々不安だなあ)
不安が尽きないのでした。
(けれど悪い人じゃなさそうだし)
ところがこう思っていると。何と目の前に眼鏡を外してじいいーーーーーーーーーーっとフィンランドを見て寝ているスウェーデンがいます。それで。
「おひゃあああああああああああ!!」
とんでもない叫び声をあげるフィンランドでした。流石にこれは怖いです。
第百七十七話 完
2008・5・15
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