第千七百二十九話 思い上がりというのも
第千七百二十九話 思い上がりというのも
「高杉晋作といいますが」
「あの人は小村寿太郎って言ってますよ」
日本と日本妹は今の上司の人達が自分達をそれぞれなぞらえて言っている日本のかつての上司達のことを思い出しながら話をしています。
しかしです。二人共あからさまに不機嫌な顔になってこう断言するのでした。
「全然違いますね」
「はい、そうですよね」
「高杉さんも小村さんも確かな信念がありましたが」
「あの人達にあるのは自分だけですから」
本当に見事なまでに保身しか考えません。暴力装置の人に至っては自分の為ならそれこそ何でもするようなとても卑しい人であります。
「あれで何処が小村寿太郎でしょうか」
「私は自分のお家で見るとは思いませんでした」
日本は残念な顔になって話すのでした。
「あそこまで無能で卑しく傲慢な人達を」
「そうですよね。思えばです」
「生き方がそのまま顔に出てますね」
「全くです。高杉さんや小村さんはいい顔をしておられましたけれど」
この場合は相という意味です。
「あの人達はとても卑しい顔をしていますね」
「はい、それで何処が高すぎさんや小村さんなのでしょうか」
そんな今の日本の上司の人達です。本当に日本がはじめて見たような、そこまで卑しくて無能で人間性が劣っている、そんな人達なのです。
第千七百二十九話 完
2010・11・22
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