第千六百五十九話 ロシアのささやかな夢 ☆
第千六百五十九話 ロシアのささやかな夢 ☆
「って」
(駄目じゃないかロシアさんに言ったら!)
リトアニアは心の中で自分自身に突っ込みを入れました。
(話題変えないと、ここは)
「あの、それでロシアさんは夢とかありますか!?」
「僕の夢?」
「はい、それは何ですか?」
(し、しまった)
言った傍からです。リトアニアは後悔しました。
(話題間違えたかな。きっと怖いこと考えてるよ)
「是非聞かせて下さい」
それでもこう言うリトアニアでした。ここまで来たらまさに毒を食わらば皿までです。言うしかありませんでした。
「あったかい所で」
けれどです。ロシアは恥ずかしそうにこう言うのでした。
「ひまわりに囲まれて暮らすことかな」
「えっ!?」
「それと食べるものとウォッカがあればいいかなって」
こう言うのでした。
「僕はそれだけでいいよ」
「そ、そうなんですか」
「うん、それができたら他には何もいらないかな」
意外とささやかなロシアの夢でした。実は彼は物凄く無欲だったのでした。少なくとも中の人達はその様です。彼の近くに何でも俺起源なんだぜと言う人もいますが。
第千六百五十九話 完
2010・10・17
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