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第十六話 弱さの秘密 ☆
                 第十六話  弱さの秘密
 ドイツは常に思うことがありました。それはやっぱり。
「何故こいつはこんなにも弱いんだろうか」
 イタリアを見て思うのでした。今二人は一緒に歩いています。
「この前すごいまずいピザを食べたんだあ」
 イタリアはドイツのことなんか全然気付かずに能天気に食べ物の話をしています。
「作ったのがイギリスでさあ」
(かのローマ帝国の血を引いている筈だから元は悪くないのにな・・・・・・)
 考えれば考える程わかりませんがイタリアは気付いていません。するとそのイタリアから声がかかってきました。
「ドイツ見てーーー」
「んっ?」
「あそこで何かやってるよーーー」
「何だ?」
 見れば学者さんが色々言っています。聞いてみると。
「トマトには先頭意欲を減退させる成分が含まれており」
 その学者さんはそう皆に言っているのでした。
「継続的に摂取すると『ヘタレ』になるという研究結果が」
「うわーーーあのおっちゃんアホなこと言ってるう」
「・・・・・・成程な」
 けせせと笑いながらそのトマトがたっぷりと入ったピザを食べるイタリアの横で。納得した顔でメモを取るドイツでした。実は弱さの理由はそこだったのでした。イタリアのあまりもの弱さの原因がわかってとりあえずは納得するドイツでした。けれどそれでどうにかなるかというとそうはならないのが世の中の辛いところです。


第十六話   完


                  2008・1・10
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