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第千五百八十九話 そんな国があったのか
          第千五百八十九話  そんな国があったのか
「ええと、セボンガっていうのか」
「それとワイか!?」
 この国はです。イギリスもフランスも。
「誰だよ、それ」
「っていうかそんな国あったのか?」
 実は二人共そんな国があったことを全然知りませんでした。今はじめて聞いたのです。
「ええと、イタリアのところにいて丘の上にあるのか」
「オーストラリアの一家が上司か。何だこりゃ」
 二人共これには首を捻ります。
「っていうかどっかの家族が勝手に自分達を国だって言ってねえか?」
「それで国が自我を持ったのかよ」
 つまりです。これは。
「シーランドと同じパターンじゃねえかよ」
「イタリアもオーストラリアも何考えてるんだ?」
「この連中生徒集会に出てないよな」
「見たことねえぞ」
 生徒集会に出ているかいないか、これはかなり重要なことです。例えば台湾は生徒集会には訳あって出られません。それで結構以上に彼女は困ったことにもなっています。
「とにかく。こいつ等はな」
「ああ、駄目だな」
 二人は残念な顔で言いました。
「折角あの馬鹿会長の後任が見つかったって思ったのにな」
「何てこった」
 こうして話はまた振り出しです。しかしそんな国があることはわかったのです。


第千五百八十九話   完


                2010・9・10
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