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第百五十四話 ソーセージとパスタ
               第百五十四話  ソーセージとパスタ
 今日のイタリアはドイツと一緒に御飯を作っています。日本はその横でデザートの抹茶ジェラートを作っています。日本はふとイタリアに尋ねます。
「今日のイタリア君のパスタはソーセージを入れていますね」
「そうだよ、ちょっと趣向を変えてね」
 ソーセージを少し小さく切ってそれからガーリックと一緒に炒めています。もうトマトソースも用意しています。
「こうしてみているんだ」
「やっぱりドイツさんのソーセージですよね」
「結構これがいけるんだよ」
 にこにことして日本に言います。
「ドイツの食べ物と俺の食べ物をミックスさせるとね」
「成程」
「確かにいい」
 ドイツもイタリアのその言葉に頷きます。
「イタリアの料理の味付けは俺の料理にも合うのは確かだ」
「ドイツさんが作っておられるのは」
「ジャガイモのピザだ」
 それでした。
「こいつのピザをジャガイモとチーズ、バターをメインにトッピングしている」
「あとハムもですね」
「これは俺のだ。どうだ?」
「はい、美味しそうです」
 正直にドイツに対して答えます。
「では私も抹茶ジェラートの他に奮発して」
「何を作るの?」
「抹茶ケーキを作りましょう」
 ジェラートはイタリア、ケーキはドイツというわけです。こうした気遣いは流石日本です。
「今から」
「じゃあ俺パスタに梅干入れてみるよ」
「俺は納豆を入れるか」
「それは止めて下さい」
 日本から正式にお断りの言葉が来ました。珍しくはっきりと。
「合いませんから」
「そうなんだ」
「では止めておくか」
 何処まで本気かどこまで天然なのかわからない三人でした。何はともあれ今日も仲良くやっているのでした。


第百五十四話   完


                  2008・5・2
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