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第千五百九話 それは違います
              第千五百九話  それは違います
 今日本の侍が大人気です。これは昔からですが今特に人気があります。
「怨敵退散!」
 フィンランドが水色の鎧に白い陣羽織と頭巾の姿で居合いをしています。すると無数の氷の柱が起こって辺りをそれで支配します。
 そしてそのうえで。こう言います。
「実によきこと!」
「そのキャラがお好きなのですか」
「軍神最高に格好いいですよね」
 日本に対して満面の笑顔で言います。
「何でこんなに素晴しいんですか?」
「実際にかなり高潔な方でしたが」
「日本さんのお家にはかつてこんなに素晴しい侍達が大勢いたんですね」
「ですがそうした技は使えませんでした」
 日本はこのことは断ります。
「残念ですが」
「えっ、バサラ技は使えなかったんですか」
「殆ど仙術か超能力ですから」 
 だから無理だというのです。
「とても」
「そうなんですか。侍になれば使えると思ってたんですが」
「侍は侍ですから。武士とも呼びますが」
 それでも無理だというのです。侍といえども万能ではありません。この辺り忍者になるとさらに誤解されてしまっているのが問題です。


第千五百九話   完


                  2010・7・31
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