第百四十九話 家に帰ってみると ☆
第百四十九話 家に帰ってみると
当時イタリアは神聖ローマのお家にいたのです。当時は随分と広いお家でオーストリアさんのお家と一緒になっていて他にも一杯色々な人がいました。ですが本来は神聖ローマのお家だったのです。ですから当然ながら神聖ローマもいるわけです。イタリアは今まで彼とはこのお家では会ってはいませんでした。ただ単に神聖ローマが外にばかり出ていたからです。だから彼には会わなかったのです。
ですが彼のお家ですから何時かは会うもので。それがこの時でした。
「只今」
その神聖ローマがお家に帰って来ました。
「あいつ等制圧してって・・・・・・」
ここでお掃除をしているイタリアに会いました。
「イタリアがうちにいる!?」
「言っていませんでしたか?」
オーストリアさんがここで彼に言います。
「我が家の使用人の一人となったのですよ」
「そ、そうだったのか」
イタリアをまじまじと見ながら応えます。
「イタリアが。うちに」
「ええ。ですが」
「ですが。何なんだ?」
実はあまりオーストリアさんが好きではないので態度はよくないです。神聖ローマはじっとイタリアを見ています。その雰囲気がちょっと。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「少し怖いのですが」
オーストリアさんがイタリアを見詰める神聖ローマに対して言います。
「イタリアが怖がっていますよ」
「ちょ、ちょっと」
「あ、ああ」
「お止めなさい」
「わかっている。だが」
それでも怖い目でイタリアを見続ける神聖ローマでした。何かが取り憑いたかの様にイタリアを見詰め続けています。
第百四十九話 完
2008・4・30
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