第千四百六十九話 オウンゴールキング
第千四百六十九話 オウンゴールキング
「これは・・・・・・」
「おい、何だよ今の」
イギリスと対戦の時のことです。イギリスも呆れています。日本自身も困惑するしかありません。
「俺一点も入れてねえのに勝ったぞ」
「はい、確かに」
「幾ら何でもあれはないだろ」
イギリスは勝ったというのに全然楽しくなさそうです。
「何だよ、オウンゴール二点ってのは」
「私の方は三点入れたことになりますが」
「けれど負けたよな」
「はい、確かに負けました」
日本は呆然としながら認めました。
「私が」
「御前のところの選手大丈夫か?」
「かなり不安です」
「俺のところも今回は大丈夫かって思うけれどな」
日本のそれはイギリスのそれを遥かに凌駕するものだったのです。最早弱いとかそういう問題ではなかったのです。
「冗談抜きで健闘を祈るぜ」
「はい、何とか」
「相手は強豪ばかりだけれどな」
「恥ずかしくないプレイをします」
その恥ずかしいプレイをしてしまった自分のチームを見てしまってからの言葉ですから笑えません。日本の不安材料がまた出てきました。
第千四百六十九話 完
2010・6・17
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