第百三十九話 謎の病気
第百三十九話 謎の病気
さて、とにかくあれな行動も非常に多いフランスが動きました。隣にイギリスだのスペインだの神聖ローマだのがいてもお構いなし。彼等をよそにイタリア侵攻です。理由はあれこれつけていますが誰も信じてはいませんでした。
とにかくイタリアはこの時から激烈に弱かったのですからフランスは見事な快進撃を続けました。瞬く間にイタリアの大事な部分を次々と占領していきます。ところが。
「な、何いいぃぃ〜〜〜〜っ!?」
オロチの大地の人か車田な世界の人みたいな声をあげるような状況になってしまったのです。お金がなくなったのです。フランスの弱点はちょっと動くとそれだけでお金がなくなるのですが今回もそれが出てしまったのです。
しかも。ここでフランスの身体に異変が。
「何じゃこりゃあああ〜〜〜〜〜〜っ!」
この時代にはないジーパンの刑事さんかこれまたこの時代にはないヨーランでいつも試合前に出ようとして結局実況解説になる何処ぞの男な塾の二人みたいな声でした。身体のあちこちに斑点ができてそこから恐ろしいことになる病気だったのです。
この病気には流石に参ったフランス、遂にイタリアから撤退です。かくしてイタリアは助かったのです。ところが。
「あれはイタリアの病気なんだよ!」
フランスはそう必死に主張しだしたのです。
「だからイタリア病だ!」
「違うよ、フランス兄ちゃんがかかったんじゃない」
けれどイタリアはこう主張するのでした。
「だからフランス病だよ」
「いや、待てよ」
しかしここでフランスはスペインを見るのでした。
「御前がアメリカの家に寄ってからこの病気がはじまったような気がするんだけれどよ」
「そ、それは気のせいや」
疑惑をかけられたスペインはそれを必死に否定します。
「俺かてわからんで困ってるんやで。それでどうしてなんや」
「本当か?」
「本当かなあ」
二人は疑惑の目でスペインを見ます。けれど真相はわからなかったのでした。
第百三十九話 完
2008・4・25
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