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第百三十七話 お兄ちゃんの注意も ☆
              第百三十七話  お兄ちゃんの注意も
 とにかく神聖ローマがイタリアばかり追いかけるので見るに見かねたフランスが。二人を読んで注意しました。
「神聖ローマはイタリアばかり追いかけるのは止めろよな」
 こういう時だけは何故かいいお兄ちゃんになって注意します。
「イタリアもされっぱなしになってるからいけないんだぞ」
 こうイタリアにも言います。何故かイタリアにはトーンが優しいです。
「だって神聖ローマ怖いんだもん」
「御前がうちに来ればいいだけの話だ」
 それでもイタリアは怖がって神聖ローマは相変わらずです。神聖ローマはあくまでイタリアと一緒にいたいのです。
「だからうちに来い。絶対悪いようにはしないからな」
「それはお爺ちゃんが駄目だって言ってたもん」
「そのお爺ちゃんがローマ帝国なんだろ」
 神聖ローマが憧れているそのローマ帝国です。ドイツにありながらも心はイタリアに向けられているのがこの神聖ローマなのです。
「どうしてもか」
「どうしても」
「よし、わかった」
 これでわかったとフランスもイタリアも思いました。ところが。
「じゃあ力づくでも」
「やーーーーーーーーっ!」
「ちょっと待てこら!」
 イタリアを引き摺って行こうとする神聖ローマ。思わず叫び声をあげるイタリアとそれを必死に止めようとするフランス。
「人が言った矢先に!もう許せねえ!」
 フランスは遂に剣を抜きました。神聖ローマも受けて立ちます。
「前から手前はいけ好かねえと思ってたんだよな」
「それはお互い様だ」
「なあなあイタちゃん」 
 殺し合いをはじめる二人をよそにスペインがイタリアのところに来ます。そうして」
「あんな奴等放っといてチュロス食わへんか?」
「うん」
 漁夫の利を狙うスペインもいたのでした。さてさてイタリアは果たしてどうなるでしょうか。


第百三十七話   完


                 2008・4.24
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