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第千二百九十九話 影武者は向こう
             第千二百九十九話  影武者は向こう
 この戦隊はレッドが二人います。けれど祖国ということもあり日本が影武者ではありません。影武者はもう一人いるのです。それが誰かというとです。
「この場合は向こうが影武者になりますが」
「それやったら誰になるんや?」
 会津と大阪がそのことに対して言います。
「日本さんが影武者の筈がありません」
「そやけど誰になるんや。ちょっとわからへんで」
「はい、その影武者ですが」
 いつも通り殿様の席にいる日本が答えます。
「妹です」
「ああ、そうですよね」
「お姫様ですから」
 仙台と津軽がここで納得しました。
「この戦隊のもう一人のレッドは女の人ですから」
「そうなりますよね」
「はい、だからです」
 こう話す日本でした。
「妹が影武者になります」
「何か凄いですよね」
 ここで能登も言いました。
「御二人とも戦隊二つ掛け持ちでそのうえで、ですから」
「そうですね。かなり恵まれていますね」
 その日本妹が七人目の戦士にして影武者だったのです。本当に恵まれています。


第千二百九十九話   完


                2010・3・20
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