第百二十九話 二回目でした ☆
第百二十九話 二回目でした
「とにかくだ」
このままでは絶対に話が進みません。ドイツは遂に強硬策に出ました。
「皆出て行ってくれ」
ロシア以外の皆に告げます。
「二人で話がしたいからな」
「えっ、遊んでくれないの」
「またな」
イタリアにはこう答えます。続いて日本に顔を向けて。
「悪いが御前もな」
「わかりました」
日本はロシアを見ながら渋々頷きます。その後ろでは。
「骨休めができるよ、やっと」
「ああ、今日も怖いことが多いね」
「うう、何時までこんなことが続くんだろう」
例の三人がいつもの調子です。本当に三人の不幸と苦労は終わりません。こうしたことでもささやかな幸せに思える程なのです。
その時イタリアは。まだズボンを穿いていませんでした。トランクスも。
「実はね、日本」
「はい」
「前にもこんなことあったんだよ」
にこにこと笑ってこう日本に話します。
「その時もドイツに怒られてね」
「二度目!?」
これには日本もびっくりです。
「学習して下さい!」
「学習って?」
そんなことができるイタリアではありません。
「何それ」
「・・・・・・とにかくですね」
そんなイタリアにまだ言います。
「ズボン穿いて下さい」
「うん」
やっとズボンを探しに行きます。下半身丸出しでドイツの家をうろつき続けるイタリアでした。
第百二十九話 完
2008・4・20
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