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第千二百四十九話 外面は真面目
             第千二百四十九話  外面は真面目
 台湾はかなりおかたい国です。それでいやらしい話とかが出るとかなり怒ったりするのです。それでよく声をかけるイタリアはいつも彼女に怒られます。
「ですから私はそういうのは嫌いなんですっ」
「えっ、けれど女の子って声をかけられるのがステータスなんじゃないの?」
「違います」
 この辺りに二人の違いが見事なまでに出ています。
「私はですね。そもそも男の人は恋人だけで」
「ちぇっ、台湾は真面目だなあ」
 イタリアもこう言われては帰るしかありませんでした。しかしです。
 こうしたことに興味がない人なぞいないのです。台湾にしても。
「貴女も結構」
「駄目ですか?」
「いえ、かなりいいわ」
 ハンガリーがかなり危険な目で台湾のベッドの下から出て来たものを見て興奮しています。
「そうなの。こういうのが好きなのね」
「日本さんにはお見せできませんけれど」
「あら、あの人だって結構凄いから」
「そうなんですか」
「浮世絵とか見ればわかるわ。物凄いものがあるから」
 何気にそんなことまで知っているハンガリーです。
「だからね。そんなに気にすることはないわ」
「そうですか」
 けれどそれを言われても日本に対してはそういうところを見せたくない台湾でした。乙女心は繊細でかつとても複雑なのです。


第千二百四十九話   完


                 2010・2・23
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