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第千二百九話 純粋な子供の ☆
              第千二百九話  純粋な子供の ☆
「嫌だな、スペインよ」
 フランスはすねた顔をしてみせてスペインに対して言うのでした。
「これは純粋な子供の好奇心なんだぜ」
「そう見えると思うか?」
「御前みたいな大人にだけはなりたくねえな」
「体力あったらつつきたいわ、ほんま」
 イタリアでオーストリアさんに完敗したのでそこまで体力がないのです。
「というか御前と俺対して年齢変わらへんぞ」
「それもいいじゃねえか。まあとにかくな」
「何かゲットするんやな」
「勝ったら当然だろ?」
「御前勝ってへんし」
 とか何とか言っている間にも何処を手に入れようかと見ているフランスでした。スペインはそんな彼に言います。
「御前前俺がイギリスに負けた時も後から来て国境のところ取ってったよな。それでそうやって手に入れたら後はいつも」
「よし、プラハゲット!」
 物凄くいい場所を手に入れようとしています。
「この綺麗な街は俺のものだ!」
「御前は前からそういう奴やった」 
 スペインは全く話を聞いていないフランスにそれでも言うのでした。
「そうやって負けた相手の横から出て来てや」
「それが政治ってやつなんだよ」
「で、すぐに手放すんやな」
 それがフランスです。ある意味とてもわかりやすいです。


第千二百九話   完


              2010・2・2
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