第十二話 喧嘩を売ってみた ☆
第十二話 喧嘩を売ってみた
その強さで破竹の進撃を続けるドイツでしたがイタリアは何もしていません。というよりかはドイツとしても何もしてくれなくていいのですが。
けれど彼はこのことにいささか不満でした。やっぱり彼も目立ちたいのです。
「ドイツは順調に勝ってるのに俺何もしてねーーや」
自分でそのことに気付きました。手に欧州の地図を手に取ってみています。
「気合入れて俺もアフリカに行こうかなあ」
そう気紛れ的に考えて本当にアフリカに行きました。それで丁度ラクダの子供の世話をしている白い服を着て浅黒い肌の無口なエジプトの前に来ました。
「というわけで早速エジプトに来てみたよーーーー」
けれど何故かエジプトは特にイタリアを見ていませんでした。ラクダの世話をしながら後ろのピラミッドを見ているだけです。
「おいそこのエジプト!」
「んっ!?」
ここでやっとイタリアに気付きます。
「俺と勝負しろ!」
「ああ」
それに応えて小枝を出してきました。それでイタリアをペチベチと叩きだします。
「ええっ、ちょっと痛い痛いよ!」
それだけでイタリアは怯みだします。
「木振り回したら危ないよ!いたたた痛いよ!」
もう完全に負けモードです。
「御免なさい御免なさいさっきの謝るからあ!」
このままやられっぱなしになりました。ぽこぽことこづかれて遂には。
「うわーーードイツーードイツーー助けてドイツーーー」
「あーーもーー・・・・・・」
それで忙しいのにわざわざエジプトまで行ってイタリアを助けるドイツでした。彼の気苦労は本当に消えることがありません。
第十二話 完
2008・1・8
小説・詩ランキング
○●へ多利あランク●○
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。