第千百八十九話 即位してから ☆
第千百八十九話 即位してから ☆
オーストリアさんのお家で最も有名な上司であったマリア=テレジア。その美貌の女帝が即位した時オーストリア中で祝福しました。
「オーストリア大公万歳!」
「女帝陛下万歳!」
まさに国を挙げての祝福です。金髪碧眼で透き通る様な肌、まるで絵から出た様に整った美貌、白いドレスに身を包んだ女帝はとても美しい人です。
その女帝がオーストリアさんのところに来てです。笑顔で言うのでした。
「今日から私が上司ですよ」
「おめでとうございます」
オーストリアさん自身も美貌の女帝陛下に恭しく一礼します。この人にとってははじめての女性の上司でもあります。それでいつもより緊張してもいます。
そのオーストリアさんのところにです。お手紙が来ました。女帝はそれを見て言うのでした。
「あら、遅い祝福でしょうか」
「どうやらプロイセンからですね」
「プロイセンからですか」
そのお手紙を読んでみるとです。何と宣戦布告でした。
『どうもこんにちは、最近めきめきと力をつけて今や貴方達より強いプロイセンです。この度は女帝陛下の即位おめでとうございます。ですが俺は認めません。認めて欲しかったらオーストリアのシュレージェンを頂きたく存じます。応じない場合は攻める準備をしています』
こう書いてあります。これが全てのはじまりでした。
ここから欧州を巻き込んで大喧嘩になりました。それこそイギリスもフランスも出て来てロシアまで参戦してです。何かもう誰がどっちについているのか一見してわからないようになる位めまぐるしく対立構図が変わったりしてです。そんな馬鹿げた騒ぎになっていくのでした。
第千百八十九話 完
2010・1・23
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