第百十五話 やっぱりロシア ☆
第百十五話 やっぱりロシア
「こんにちは、ドイツ君」
泣いているラトビアと彼を慰めるエストニア、引いているリトアニアを引き連れてロシアの挨拶です。ドイツは思い切り引きながら彼に挨拶をします。
「あ、ああ。まあ」
慎重に言葉を出します。
「と、遠いところからわざわざよく来てくれたな」
「うん、今日は宜しくね」
「あ、ああ」
まずはフレンドリーな握手からでした。
「君の家に来るの楽しみだったんだ。お庭に感動したよ」
「そうなのか」
「君とはあまり接点ないからあらためて自己紹介していいかな」
「ああ、何だ?」
意外な程話が普通に進んでいます。ドイツもびっくりです。
「僕の名前はロシア。世界で一番大きな国だよ」
まずはそこからでした。
「好きなものはピロシキとウォッカかな。僕の燃料、ふふふ」
(何だ、ロシアって)
そんなロシアの言葉を聞きながら心で思うドイツでした。
(思ったよりまともそうか?)
ところが。
「趣味はポーランド分割だよ。今度やったら四回目かな」
「・・・・・・そうか」
やっぱりロシアなのでした。明るくはっきりととんでもない発言でした。なおこのポーランドの家を分割したのはロシアだけでなくドイツの親戚であるオーストリアやプロイセンも一緒です。ポーランド自身はオーストリアの家に厄介になってイタリアと仲良くやっていました。プロイセンは今はドイツの家で一緒にいたりします。ドイツが西、プロイセンが東であります。上司はどっちも同じように扱っています。
第百十五話 完
2008・4・13
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