第千百四十九話 サンタが来ても
第千百四十九話 サンタが来ても
そんな騒いでいるドイツ達のところにサンタが来ました。見れば結局フランスもいます。今回は五人全員でやって来たのでした。
「何だ、一体」
ドイツがその彼等に対して問い返します。
「まさかと思うがクリスマスプレゼントか?」
「そうだけれど駄目かな」
ロシアが素朴な顔で彼に応えます。
「素敵なプレゼントをたっぷりと持って来たんだよ」
「欲しいと言った覚えはないが」
「まあそう言うな」
フランスが明るく笑いながらドイツに対して言います。
「今日はクリスマスだからな。楽しく受け取ってくれよ」
「くれるってんなら貰っておくけれどな」
プロイセンは実に彼らしいことを述べて出て来ました。
「それで何を暮れるんだ?」
「はい、どうぞ」
ロシアの声と共に五人がそれぞれプレゼントを出してきました。けれど基本的にドイツ系と仲が宜しくないフランスだけは出しませんでした。
「まあ俺はな。遠慮するってことでな」
「貴方のプレゼントもいいのですが」
その彼に対してオーストリアさんが言います。
「それでもですか」
「今回は遠慮してくれよ。そういうことでな」
こう言って彼だけはプレゼントを贈りませんでした。結果として一人に一つずつプレゼントが渡ったのでありました。数としては合っていました。
第千百四十九話 完
2010・1・3
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