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第千百三十九話 プレゼントを貰っても
第千百三十九話  プレゼントを貰っても
 ギリシアとトルコはプレゼントを貰いました。しかしです。
「御前は何処かに行け」
「それはこっちの台詞でい」
 相変わらずいがみ合ってばかりです。
「俺はずっとここにいる。御前の顔は見たくない」
「ここは俺の家でい。何処にいようが俺の勝手でねいかい?」
 相変わらずの様子であります。そうやっていがみ続けているうちに時間だけが過ぎていきます。そしてその中でギリシアがトルコに対して言います。
「そういえば御前は」
「今度は何だってんだい?」
「ムスリムだったな」
 このことを指摘するのでした。
「そういえば」
「それがどうしたってんでい」
「何故クリスマスを祝う」
 ギリシアの指摘はかなりストレートなものでした。
「宗教が違うというのにだ」
「俺の国は昔から宗教が多いんでい」
 これはその通りです。トルコはかつては大帝国でした。それでその中にある宗教の数もとても多かったのです。ついでに言えばその人口の多さもかなりのものでした。
「キリスト教もあったのは覚えてねえのかい?」
「そういえばそうか」
 ギリシアもそれを聞いて納得するのでした。トルコはイスラムだけではないのです。


第千百三十九話   完


               2009・12・29
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