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第百十一話 南セントレイア ☆
               第百十一話  南セントレイア
「ドイツさん!」
 いきなり日本がドイツのところに普段の物静かで落ち着いた彼からは想像もできない剣幕で彼に問い詰めます。
「ロシアさんとお友達になるって正気ですか!?」
「あ、ああまあな」
 ドイツは日本のその剣幕に引きながらも答えます。
「上司からの命令でな」
「絶対駄目です!」
 日本はそれを全否定してきました。
「あの人は水爆実験の影響でできた怪獣なんですよ」
 他にはアメリカや中国も似たことを言います。ロシアへのイメージは何かあまりよくない国が多いようです。
「ビルを薙ぎ倒し火を吐く化け物なんですよ!?そんな人と」
「日本!?」
 何処かのプロ野球選手と勘違いしているようです。こんなことを街で大笑いしつつ言っていて警察に連行された日本の家の人もいますが。
「きっと友達になんかなったらただ利用されるだけですっ!」
「いや、それはまあ」
 ある程度はわかっていることです。けれど日本はさらに暴走します。
「それでもロシアさんと友達になられるんですか?」
「ま、まあな」
 上司に逆らったら何するかわからない人ですし。
「仕事だからな」
「じゃあもう日本止めます!」
 今度はこう言い出しました。
「日本止めて南セントレイヤになってやる!」
「落ち着け日本!」
 何気に切れたら何するかわからない日本でした。彼の暴走はまだ続くのでした。


第百十一話   完


                2008・4・11
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