第百七話 アイスの罠 ☆
第百七話 アイスの罠
枢軸トリオと戦う連合ファイブ。その中でアメリカに対して祖国から様々な物資が届けられています。イギリスがそれが入った木の箱からあるものを見つけてアメリカに言います。
「おい物資の中にアイスがあるぜ」
「えっ」
その時たまたまチョコレートを食べていたアメリカの手が止まりました。
「俺アイス食わないし御前これ食べるか?」
「ア・・・・・・アイス!?」
なおここにはカナダもいましたが二人は彼に気付いていません。出番は何時やら。
「君もたまには気が利くじゃないか!」
何気になのかわざとなのかさりげなくイギリスに対して酷いことを言っています。食べていたチョコレートを素早くお腹の中に入れて銀紙をとりあえずポケットの中に押し込んでダイビングです。目指すはイギリスではなく彼が持っているそのアイスです。
「アイスーーーーーーーーッ!!」
叫びながら。しかし彼は受身を取るのに失敗しました。その前に着地にも失敗しました。それで。
見事怪我をして入院です。流石にこれには皆呆れてしまいました。
「それでもアイスは食べるんだな」
「そうだよ」
見舞いに呆れた顔でやって来たイギリスに答えます。見ればベッドに寝ながらアイスを食べています。
「僕はアイスがないともう動けないんだよ」
「もっと太るぞ」
「それでも君のスコーンを食べるよりずっとましさ」
「・・・・・・そうかよ」
入院してもイギリスへの悪口は欠かさないアメリカでした。本当に仲間なんでしょうか。この彼にしろイギリスにしろ他の面々にしろ。友好的な関係が非常になくて連合国というのがまた実に見事ですらあります。何故か『いいんだよ!そういうのが面白いんだからさ』って言う人の脚本みたいな人間関係にも思えます。実に微笑ましいです。
第百七話 完
2008・4・9
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