第千三十九話 仲の悪いとはっきりと
第千三十九話 仲の悪いとはっきりと
仲が悪いとすぐに関係がはっきりと周りにもわかります。それはお互いが隠していてもそれでもわかってしまうのです。
例えば日本とロシアですが。この二国の仲の悪さは皆が知っていることです。
「うわ、また日本さんとロシアさんが一緒だよ」
「まずいよこれは」
リトアニアとエストニアがまず二人が一緒になっているのを見て困った顔になっています。
「喧嘩にはなっていないけれど」
「お互い物凄いオーラ出してるし」
二人共状況が状況なら今にもその手に持っている刀や鉄の水道管が恐ろしいことに使われてしまいそうです。そんな緊迫した状況です。
「何であの二人よく一緒になるんですか?」
ラトビアはそもそもそれが不思議です。
「おかげで殺気を周りに撒き散らして怖いんですけれど」
「何だかんだでお隣同士だからね」
リトアニアが言いました。
「それでよくああして一緒になるんだよ」
「何かそれはお互いにとっても僕達にとってもいいことではないですね」
エストニアは真剣な顔で言い切りました。
「どうしたものでしょうか」
「うう、この殺気が怖いです・・・・・・」
ラトビアは本気で嫌がって泣いてすらいます。
「どうしてこんな関係ばかりなんですか?ロシアさんって」
「まあロシアさんだからね」
リトアニアの言葉は身も蓋もないものでした。
「それは仕方ないよ」
「何かあったら逃げる用意をしておかないと」
エストニアはもうその準備をしています。そんな周りにどても迷惑な二人の仲の悪さなのでした。
第千三十九話 完
2009・11・9
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