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第千九話 少しだけ仲良く ☆
              第千九話  少しだけ仲良く ☆
「えっ、今何て言うたんや?」
「ああ・・・・・・ありがとよ」
 ロマーノはとても気恥ずかしそうにスペインに対して御礼を言うのでした。
「だからな。ありがとって言ってんだよ、畜生」
「ロマーノ、御前」
「トルコと戦ってるんだよな、俺の為に」
 そのことに対しての御礼なのでした。彼もそれがわかったのです。そのことに何も言わない程ロマーノも馬鹿ではありません。
 それで御礼を言うと。スペインは笑って彼に言ってきました。
「えーーー何、それほんまか?御前もかわええとこあんなあ」
「触るなよ」
 頭を触るスペインにこう言うのでした。
「別にええって。俺が強くてかっちょええの分かってくれたらな」
 言いながら頭の毛を触ります。イタリア兄弟が生やしているあの一本だけ長い毛です。
「ロマーノもいつもこう素直やったらかわええのになーーーー」
 笑いながらその毛を握っているとロマーノは弱っていきます。それに我慢できなくなってスペインにフライングヘッドバットを浴びせます。
「そこは触るな!」
「ぐはっ!」
「そこを触られると弱いんだよ」
「す、すまん」
 流石にそこを触られたら我慢できません。最後はこんなオチでした。けれど少しだけ仲良くなれた二人なのでした。


第千九話   完


               2009・10・25
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