挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

ブックマークする場合はログインしてください。

君が今 死ぬ確率

作者:月影 ゆかり
復活しました。
高校生の好奇心とは、案外すごいのだと思う。

面白そうだと思ったものは、すぐやってしまうのだ。

しかも、高校生は小学生とは違って 大人に注意されてもやめはしない。


友達の奈津実(なつみ)が話しかけてきた。

「ねぇねぇ、君が今 事故に遭う確率 っていうアプリ知ってる?」

今、話題のアプリだった。

アプリのランキングでは3位と、かなり有名でやっている人も多い。

「有名だし、知ってるよ」

私は笑顔で答えた。

女子と話すときは笑顔が大事だと、意識している。

「面白そうだし、やってみよ!」

怠いし、めんどくさい。

ていうか、そんなの本当なわけないし。

なーんて言えるわけもない。

「いいよ。面白そう」

女子の間では嘘だらけだ。

奈津実はスマホを開き、アプリを開いた。

名前も名前だけに、背景は黒色で名前が赤で書かれていた。

ホラーアプリでありきたりなやつだ。

「じゃ、私からね」

奈津実は、診断というボタンをタップした。

「本当に診断しますか?」

という言葉が中央に書かれている。

下に、はい いいえというボタンがあった。

奈津実は はいとタップした。

「見ても後悔しませんか?」

奈津実はクスッと笑った。

「前置き、長すぎぃーー!」

「はは、確かに」

奈津実は、はいとタップした。

診断中という文字がスマホ画面に書かれる。

「おっ、出た!」

診断結果というところをタップし、結果を見た。

「君が今 死ぬ確率は 45%」

「よかったぁ、5% 下がってる笑笑」

「へぇ、よかったじゃん」

奈津実は、スマホを私に差し出した。

「やってみてよ。案外面白いよ」

「はいはい」

私はパパッと進める。

前置きなんて、いらない。

早く済ませてしまいたい。

こんなの、嘘なん…だから……

私のスマホを動かす手が止まった。

「どうしたの? うわ、ヤバっ!」

スマホの画面には

「君が今 死ぬ確率は 100%」

奈津実は苦笑いで、言った。

「だ、大丈夫だよ。こんなの嘘に決まってるじゃん」

「だ、だよね!」

私は、気にしない なんてそんなことはできず ずっと気にしていた。

今日、死ぬってこと?まだやりたいことたくさんあるのに。なんで、私が?

いや、でもあんなの嘘に決まってるし。

ていうか、科学的根拠もないし 大丈夫だよね。

そうやって、自分で自分を落ち着かせていた。

それよりも、あのアプリをやってから奈津実が私をすごく気にかけているのがわかる。

逆にそれがイラつかせた。

女子って嫌だな。めんどくさいな。

「ねぇねぇ、今日は一緒に帰らない?」

奈津実が話しかけてくる。

「え、大丈夫!1人で帰れるよ」

「え、でも」

私は椅子から立ち上がった。

「へーき、へーき」

帰る時まで一緒なんて、無理。

私は教室を出て、足早に学校を後にした。

私は、もうあのアプリのことをあまり 気にしなくなっていた。

それよりも、奈津実ってやっぱり なんか合わないんだよね。

最初に会った時から、そう。

なんかめんどくさい子だなって思っていた。

これから、どうしようかな。

友達、やめようかな。

奈津実のことについて考えていて、信号が赤なのに気づかなかった。

ププー!

という車のクラクションに気づいた時には、もう遅かった。

車は、すぐ目の前まで来ていた。

私は思わず、目を閉じた。




「う、そ…」

まさか、本当に死んじゃうなんて。

「あの、アプリ 本当だったんだ」

人が死ぬ確率を決めれるって。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ