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自分は男だ!!
作:博多っ子



第三十九話[旅行!!]




花は咲かすもの。

木の実はみのらすもの。

心は開かすもの。

そして・・・

恋は・・・






「恋は奪いとるものだね」

何をいきなり言ってんの原田さん。

今は原田さんと一緒に春休みのプランを考えている。

しかしなぜ僕の自宅で?

「・・・と言うように春休みは気合いを入れて遊びまくるぞ!」

「そんなに今から計画を立てなくても」

そう言うと原田さんは僕に人差し指をビシッと向ける。

「一年に一回の青春の休みだよ。恋を奪いとるバトルロワイヤルなんだから」

「どこが青春の休みなんだよ。怖いよ」

原田さんはテーブルに置いてあった苺大福を手にとり頬張りながら何やら考え事をしている。

「どこの県に行こうかな」

どこの県?

どこかに旅行でも行くのですか!

「無理無理。僕はこの区域で春を過ごすからね」

「却下」

即答ですか!!

「大丈夫大丈夫。由美のお母さんには話をつけたし、浩の方は・・・多分大丈夫でしょう。田辺は無理矢理連れてくしね。あとは2名ほど欲しいわね」

ほぼ強制的じゃん。



「それに私決めたの。由美と浩の仲をラブラブでキャーキャー的な感じにするって」

狙いはそこか!!



・・・結局、春休みが始まったらすぐに旅行に行く事に決まった。

場所は僕や浩、田辺君に相談なく東京になってしまった。

今になって言うが僕達の住んでいる街は福岡県。

九州では都会だが東京と比べたら微々たる物だろう。

一度行ってはみたかったのだ。まだ一度も日本の大都市に行った事はなかったからね。

それと僕達親の意見は《怪我をしない程度にデレデレしてらっしゃい》とか《浩が・・・ついに男に・・・》とか《お土産は東大の赤門のかけらで・・・》などなど、とても親が心配して放つ言葉ではなかった。

唯一マシな事を言ってくれたのは大介だった。

飛行機と新幹線のどちらにしようか迷ったあげく田辺君が以外にも高い所が苦手で飛行機には乗れないらしいので呆気なく新幹線で東京を目指す事になった。

「お金が・・・ぐすん・・・」

僕は今までコツコツ貯めていた貯金箱に手をのばした。




由美
《お金が・・・》


《金が・・・》

田辺
《僕の全財産が・・・》
原田さん
《パパー!!東京の美人の女の子を連れてくるからお金ちょうだい》

パパ
《マジで!!いくらだ》

原田さん
《30万ほど》

パパ
《な!!》

由美、浩、田辺
《アホかーーーーーーーー!!》











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