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自分は男だ!!
作:博多っ子



第二十九話[オムライスVS肉じゃが]


今俺と子供達は綺麗な色で彩られている肉じゃがに目をむけている。

そして、・・・横のオムライス?に目を向けて見ると・・・

「おい由美。これはなんと言う食べ物?」

あえて疑問系で聞く俺。

「ふわふわ卵のマヨネーズとケチャップの香りにビバ!オムライス・・・だよ」

自信満々に答える由美に俺は首を傾ける事しか出来なかった。

「上野さん。それはオムライスと言えるのかしら?」

勝ち誇った顔で高木さんが口を開く。

「ご飯の上に卵が被さっていれば全ての食材はオムライスになるんだよ」

横目で高木さんを睨めつけながら由美は答える。

《早く食べたいよー」

《お腹がペコペコ》

後から騒がしい子供達が腹ぺこの罵声を浴びせてきた。

「ここで争っててもあれだから早くこの小さい審判達に判定をさせましょうか」

「望むところだ」

ーーーーーー

ーーーー

ーー
10分後



俺はビックリしていた。

なぜ?って

俺が聞きたいくらいだ。

だって俺の目の前には膝をガックシ床につけうずくまっている高木さんの姿があったからだ。

そしてその横には子供達を高々と上げて喜んでいる由美の姿があったからだ。

まさかの結果!!

俺の横にはいまだにオムライスをうまそうに頬張っている男の子の姿が・・・

ちなみに俺はまだ食べてはいない。

勿論、怖かったんで・・・
だってチョコレートにタバスコを混ぜる人の料理なんか不気味で俺の体が動こうとはしなかったからだ。

俺はスプーンで由美が作ったオムライスに手を伸ばす。

《パク・・・》

オムライスが俺の舌にのった時、正直驚いた。

「美味い!!」

思わず口に出してしまった俺であった。

「でしょー。やっぱり私って天才かも」

ガッツポーズをとりながら喜ぶ由美。相当嬉しかったんだな。 しかし由美の奴結構慣れてきたんじゃないのかな。自分の事を《私》と言うのが・・・
一応高木さんの前だけでの演技らしいけど。

「まさか・・・あんなぐじゃぐじゃな料理に負けるなんて」

高木さんの周りには哀れと言う名の暗いオーラがどんよりと漂っている。

「高木さん」

由美が高木さんの肩に手をのせる。

そうだ由美!
正々堂々の戦いだったんだから何か仲直り的な言葉を言ってやれ。まぁ、原因は俺だが・・・

「料理は見た目じゃなく味だよ」

その言葉を聞きさらに落ち込む高木さん。哀れすぎる。

ーーーーーー

ーーー



三十分後、高木さんは無言で俺の家から立ち去っていった。

「おい由美」

「何?」

笑顔に満ちた顔が俺の方へ振り向く。

「お前どんな裏技をつかったんだ?」

「別に使ってないよ。ただひたすらオムライスを作る練習をしただけだよ。卵が40個ほど無駄になったけど」

卵さん、俺のせいですみません。俺は頭の中で卵に深い謝罪をした。

しかし味は良いとしてそんなに練習して原型があれとは・・・
小学生の時の図工が悪かったわけだ。

「ねぇ、浩」

「ん、なんだ?」

「僕、将来はシェフに・・・」

「やめとけ」

途中で話を強制終了させた俺であった。


本当に遅くなりました。すみませんm(u_u)m
マジすみません。











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