序章_少女と竜(前)
【キリエート】
ここはマクウェント公爵が治めている領地 そして、グリフォールド王国2番目の都市と言われ王都のような賑わいをみせている。
「レクだけ行くの?私も行きたい、ねぇいいでしょお母様」
「う~ん、連れて行ってあげたいけどね。あなたは今日お勉強があるでしょ?」
「そうだよミナ、明日には帰ってくるんだから今日は留守番だよ、おみやげかってくるからね」
そうしてレクとお父様、お母様は出かけて行った
レク達は今日王宮で行われるお披露目に出るために、王都へ行った。
レクと私は双子で同い年だけど、今日お披露目に行けるのは男児であるレクだけ。
男は10歳、女は13歳でお披露目なの。
今日のお勉強は午後から、今はまだ早朝まだまだ時間はある。
家に居てもする事はないし、1人だけ連れて行ってもらえなかった事もあって、悲しくなってきたので憂さ晴らしのために1人で町に向かった。
町に1人で行くのは、初めていつもはレクとか侍女とか誰かと一緒だった、だから少し寂しかったけど、馴染んだ場所だからいろいろな人が声をかけてくれる、ここの人たちは、私が領主マクウェントの娘だって事を知ってるから気にかけてくれる。
私はいつもレクと二人で行く秘密の場所に向かっていた。
そこは海岸にある崖に開いた洞窟で足元は半分は岩場で半分は水が通っている。
レクと居る時はいつも、洞窟の入り口近くで遊んでいたけど
今日は奥には入ることを止める者は居ない。
ずっと前から奥がどうなっているのか気になっていた私は、好機とばかりに奥へ入って行った。
洞窟は奥に入るにしたがってだんだん暗くなっていた。
私はふと、何かに呼ばれているように感じた
寂しそうに、何を求めているかのように・・・
足を奥へ、奥へと進めるたびにだんだんとそれは鮮明になっていた。
洞窟の一番奥は祭壇の様なものがあった
-それ-は祭壇に設けられた大きな扉の向こうから感じられた。
私は何かに導かれる様に扉に手を触れた。
「つっ-!」その時、急に手の指先が切れた。
血が流れて足元に落ちた。
すると祭壇が淡い水色の光に包まれた
そしてあの、大きな扉がゆっくりと、しかし確実に開いていった----
処女作です
拙く遅拙ですが楽しんでいただければ幸いです
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