金的を狙うやつは最低だ!
「は〜。もう少しい一緒にいたかったなぁ。」
先程からため息が止まらない。それはそうだろう。三世代渡ってもめぐり会わないような人に出会ったのに10分くらいしかいなかったんだから。あ〜。悔しい。ラノベマニアとして、一人の男子として、悔しい。
「いつまでため息をついているんだ。もう、諦めろ。女々しいぞ。」
「うるさいな。君には僕の気持ちがわからないだろうね。」
「そんなに名残惜しいのならもう一回会ってくればよかろう。」
「それができたら苦労しない。」
あの人何考えているかさっぱりわからんしな。
「めんどくさい男だな。私の友であるなら、約束なぞ無視して堂々としていればよかろう。」
「それは無理。」
あの人との約束を破ることは、俺はしない。
「まあ、どうでもよいことだが。」
「どうせ、お前にはあの透き通った金色の川や、霊峰富士にも負けずおとらずの二つの山の素晴らしいさがわかるわけがないか」
「ふんっ、確かに髪は綺麗だったが、あの胸の脂肪なぞじゃまなだけだぞ。」
「・・・持っていない癖に何を知っているような事を言ってるんだ関東平野。」
ドゴンッ
「ぐぼはっ。」
金玉・・・蹴・・られた。金玉・・・か・らなっちゃ・・いけ・ない音・・が、、
「そうだな、私のは関東平野並の平地なためこのように、するどく足を上げられ、正確な攻撃ができてしまうからなぁ。すまない、すまない。痛かっただろう。」
何かいってるが頭の中には何一つ入ってこない。だって、ナニがやられたんだもの。何も頭に入るわけがない。もうヤバイよ俺、今無意識に「なに」を4回いってるもん。
「ん?貴様、なぜお腹を押さえながらいたがっているんだ?」
そう、今俺は蹴られた金玉ではなくお腹が痛い。
なぜなら、金玉はもともとはお腹の中の臓器のため、痛みを伝える神経がお腹の中にあるのだ。そのため、金玉に攻撃をくらうと、お腹の方にダメージが行ってしまう。
よく、創作物で金玉を蹴られたら金玉を痛そうにする描写があるが、ほとんど嘘だから。実際はお腹が痛いから。
これ絶対、普通の人生送ってるやつに不要な豆知識だな。
「・・ふぎっ・・ふぐっ・・」
もちろん、そんなこと痛みのあまりしゃべれない。
「ふんっ、さっさと立て!男だろ!」
「男だから立てないんだろうが‼︎」
あ、喋れた。
だからといって、痛みが消えたわけでわない。少し痛みが引き、ギリギリ喋れるくらいまでなった。つまり、まだ痛い。
「お前は阿呆か‼︎男に対しての金的はその男の漢を殺すことになると思ふぐっ・・・」
再び金玉に痛みが襲う。
しまった。大声が金玉に響く。てか、金玉ついてるよな?なんか恐いんだけど。
やーよ、女の子になりたくなんかないわよ。
「まだ痛みが引かんのか?そろそろ通行人の目が厳しくなってきたぞ。」
え?マジ?うわっ、本当だ!なんか通行人目が、俺の心に何かを突き刺してる。なんか、超痛い。
「ママー。さっきのお兄ちゃんだよ〜」
ん?
「こらっ、見ちゃだめよ!」
おやおや、さっきの子供とお母さんではないですか。
なんですか?また俺にトラウマを与えにきたんですか?偶然にしてはタイミングよくないですか?
もう、HP(ひきこもりポイントは消滅していますよ。
「たくっ、ささっと行っ‼︎・・」
「どうし・・・」
ああ、なるほど。
ウワーーーーーーン、ウワーーーーーーン、
「緊急速報、緊急速報、現在この区域全域にD警報が発令されました。警戒Level4です。住民の皆様至急的速やかに近くの建物内に避難してください。建物所有者の皆様は近くの人々が建物に入り次第、速やかに結界の発動を命令致します。
以下の部隊の隊員を招集します。
「御坂部隊」、「富士部隊」、「蒼龍部隊」
以上の部隊は至急、紋科省第二支部へ集合してください。これは訓練ではありません。速やかにお逃げください。」
D警報
人類の科学の結晶の一つである。町のいたるところにある電波塔のようなものがある。それは唯一「ダークマター」を検知できる大型の検知装置だ。名前は「マター君」という。この名前には流石にセンスを疑う。
「ダークマター」
ディアーブ達が常に発している力のようなものだ。それは、ディアーブそれぞれが力の割合によって変わる。力が強ければ強いほど、大きなダークマターを発する。
そして、「マター君」がそれを検知し12段階のLevelに分ける。Levelは数が大きくなるほど強くなっていく。Level3までは一部隊で殲滅可能だが、それ以降Levelが上がるごとに部隊の数が2つずつ増えていく。Level4から力の強さが段違いになるのだ。
それらの部隊の数などの情報を紋科省に送り、紋科省が殲滅の判断を下し、付近の住民に避難命令とディアーブ殲滅部隊の招集を行い、これを殲滅する。
これが、現代の科学によって可能にした人間の防壁だ。
そして、いまなった警報のLevelは4つまりまあまあ強い相手が来ているということだ。
「ちっ、招集がかかったか。おい、佐陀‼︎私は今すぐに第二支部に向かわなきゃならん。お前はさっさと建物に避難してろ!」
そういうと、十六夜は返事を聞かずに走ってどっかにいってしまった。
「お〜い‼︎ここに負傷兵を残して行くな‼︎おい‼︎」
行っちまったよあいつ、負傷 (させた)兵を置いて行きやがった。
まあ、いいか。さっさと避難し・
ズドーーン
近くから建物が崩れる音がした。しかもかなり大きい。
ヤバイ、ヤバイ。もうすぐ近くまできとるよ。
逃げ・・・ん?
あの方向って確か本屋在ったよな。俺が今日行くはずだった。あれ?まさか、天の鳥船もあの辺に置きぱなっしだよな・・・・・
まずいっ!!!!!!
俺はライトノベルと相棒を同時に失うことになるぞ!
そうとわかれば、俺は迷わない。
いざ、死地へ!
そう決心し、佐陀は崩壊音が一番大きい戦場へ足を走らせたのだった・・・。
やめときゃいいのに。
どうも‼︎引 小森です!
ついに次回。戦闘シーンがででまいります。
やっと戦闘シーンが書けると思うと、内心ホッとします。さすがにもう十一話なんで(汗
いつになるかわかりませんが。
ついに十六夜がどんだけ強い奴かついにわかります。
え?もう十分強いって?まあ、確かに鉄パイプをももで折ったり、金的攻撃とかしてたもんね(怖
そうではなく、
十六夜本来のチカラがでてきます。十六夜の
鉄パイプや金的攻撃のインパクト塗り替えるでしょう(不安
さらに!引きこもりの真のチカラが!ついに現る!ラノベの速読とかじゃありませよ‼︎
あ、でもそれもおもしろそうだな。(期待
まあ、引きあこもりはどうにかします。
次回、十六夜の実力をとくとご覧あれ!