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生きてくれているだけでいいじゃない
作:はーぴん


 これは私が昔、本当に実感した話です。

 私には普通にお父さんとお母さんがいます。兄弟はいません。お母さんはジョークや笑う事が好きで私の親友でもあります。それに、一番の相談相手です。お父さんはデザイン関係の仕事をしていて、いつも早く帰ってきてくれます。ただ少し頑固で、リアクションが下手です。こんなどこにでもいそうな普通の家庭です。
 でも思春期をむかえたせいか、ちょっとだけお父さんが嫌になる事が時々ありました。時々ケンカしたりもして‥‥‥「もう、いなくてもいいのに!」って思う事もありました。(私のお父さんへ★これはケンカしてる時だけです。普通はそんな事まったく思ってませんから安心してください★)
 
 そんな時、私の同じクラスメートのお父さんがご闘病の末亡くなられたのです。とても短い生涯でした。そのクラスメートはリュウ君っていいます。前から親同士が仲がいいので会う機会が多かったのですが、どちらかというと少し子供っぽい性格でした。
 リュウ君のお父さんが亡くなった時、そりゃあクラスメートのお父さんが亡くなってしまったので大騒ぎでした。もちろん皆は血が通っているので彼の事を可哀想だといたわりました。でもそれは段々イベント感覚(特にお葬式など)に近いものになっていきました。
 
 ある日の夜。お通夜がありました。何か事情があって来られない子以外はみんな出席しました。私はお焼香の時、リュウ君に目で「大丈夫?元気出してね」って合図をおくりました。でもそれも皆イベントのように笑っていました。私は信じられなかった。どうして笑うの‥‥‥?皆他人事だって思ってるの‥‥‥‥?どうでもいいって思ってる‥‥‥?
 私はその帰りの車の中で、大泣きしました。
 
 あの後、私は考えました。
 もしかしたら私も‥‥‥リュウ君のようになるかもしれない。
 突然お父さんがいなくなってしまうのかもしれない‥‥‥‥‥‥。
 そうなったら‥‥‥‥‥‥私どうすればいいんだろう?

 皆さん、考えてみて下さい。
 もしも突然明日、自分の大切な人がいなくなってしまったらどうしますか?
 今までの当たりまえにあった楽しかった事が‥‥‥‥‥全ていっぺんに無くなってしまうんですよ?
 そうなったら皆さんはどうしますか?

 今お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんが嫌だと思っている全ての人へ。
 生きてくれているだけでいいじゃないですか。
 他に何か必要なものは何ですか?お金ですか?性格の良さですか?
 そんな物、生きている間にいくらでも入るじゃないですか。
 本当に大切なものは無くしてみてからじゃわからないんですよ?
 だから、見直してみて下さい。
 あなたの周りについてーーー。

 今リュウ君は元気に学校に通っています。
 私はあの後、周りについて見直してみました。
 お父さん、お母さんーーー。
 皆、大切な人達ーーー。
 確かに、いつか別れはくる。
 でもその日までーーー。精一杯の事をしましょう。
 


先ほども本文に書きましたが、リュウ君は今、元気いっぱいに学校へ通っています。
少しかたいと思われた方もいるかもしれません。それも踏まえて感想をどうかお願いします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!













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