【0話】 “ご挨拶”
読者の皆さん、お久しぶりです。俺の名前は“沢村 拓海”。覚えてくれてます?
…っつーか、『んなもん覚えてねぇよ!』なんて言ってるそこのお前!!今すぐ出て来い!俺様が首を絞めてやる!!
な〜んてのは冗談ですよ。
輝が生まれて早4年が経ちました。そして俺も31歳に…。うぅっ。でも気持ちはずっと20代だぞ。
さてさて、そんなことはさて置き…、4年の間に俺と月華の間にはもう一人子供が出来ました。
生まれたのは、俺の念願だった女の子!!
そう!月華の卒業式の日の晩、合コンから帰って仲良くした時に出来た子です。
名前は“楓”今1歳。この子がまた、月華に超そっくりで可愛くて可愛くて。
もう、毎日すりすりしたいし、キスしたいし、離したくないし、俺以外の男に触らせるのも嫌だし、将来絶対嫁になんかやらないって決めてるんだ。
もちろん、ヤクザ野郎なんかが楓に近づこうものなら、ただじゃおかねぇ!俺がぶっ殺してやる!
そのくらい楓は月華の次に俺の宝物。
にへへへ。
あっ、誤解の無いように言っておくけど、輝のことも大好きだぞ。
あいつとは最近、男同士の話しも出来るようになったんだ。親としては実に嬉しい限りだ。
それにしても、日に日に俺のガキの頃に似て来るんだよな、輝のやつ。
だって、幼稚園じゃ同じ組の女の子にモテモテだし。
今からあの調子だと、将来は俺同様、超男前に育ってくれること間違いなしだな。うんうん。……って、俺ってもしかして、単なるどころか、超親バカ!?
はぅっ。
ははっ…はははっ…はぁ〜…。
まぁ、俺の無駄話はこのくらいにして、早速本編を始めるとしましょうか――――。 |