『ごめん、あたし好きな人いるんだ』
『そっか』
高校入る直前の春休み。
俺は好きな人に告白して振られた。
直接言う勇気がなくて、メールで言った。
やっぱりどうせ振られるんだったら直に自分で言えばよかったって、後悔したのを今でもよく覚えてる。
どんな縁があるのか、高校でも同じクラスになった。
中学3年間に引き続いて、同クラ4年目になった。
彼女は最初、どう接しようか迷っているふうに見えたけど、でも笑顔で話してくれた。
彼女なりの優しさだったんだと思う。
そしてまた、元通りの友達に戻った。
「てゆーかアレだ。みんな彼女つくりやがって俺まじ切ねー」
「なぁに言ってんの。自分だって好きな人いるんだから告っちゃえば良いのに」
「無理無理」
そして高2。
また同じクラスになった。
この調子だとたぶん来年も同じなんだろうなと思ってしまうよ。
「なんで?だってメールもする仲になったんでしょー?」
「やっとね」
「もうちょっとじゃん!」
俺の好きな人(仮)は同じクラスの宮元加奈子。
なぜ仮なのかというと、それには深いわけがあるんです。
『ねぇ由貴は好きな人いないのー?』
『はっ?突然なんだよ』
『いやぁ実はねーあたし好きな人できたの』
『へぇ、だれだれ?』
『千葉くん。けど千葉くんって彼女いるんだよねー悲し〜』
なんでも話せる仲ってこんなにも嫌なんだって、はじめて思った。
南の好きな奴なんか聞きたくなかった。
だって、俺は1年半以上前に振られてからもずっと南のことが好きだから。
『俺は・・・』
『いないなんて言わせないからねー!あたし知ってるもん。加奈子のこと好きでしょ!』
『加奈子?(ああ、南と割と仲良い子ね)』
『あたりでしょー!』
南はとんだ勘違いをしていた。
俺は南を見ていたけど、南はそれを宮元加奈子を見てるもんだと思っていた。
確かにたまに宮元と一緒にいるもんな、南。
俺は違うと言おうとしたけど、でもそんなことを言って、ならほんとはだれなのかって追及されるのを恐れて、そうだよと言った。
南はまたしても俺以外の男を好きだと言ったんだ。
何年思ってても報われることはないのに、それでも思ってしまう俺って本当のバカだよな・・・。
『まぁな』
千葉渉か・・・
南って昔っからあーゆータイプが好きだよな。
しっかり者っていうか、みんなをまとめて盛り上げてくれるような奴。
俺が振られたときも、そんな奴のことを好きだと言っていた。
みんなよく振られて少し経つとほかの奴好きになったりとかしてるじゃん?
俺もそうなりてぇなぁ・・・
そうなったらどんなに幸せなんだろう。
そしたら南から恋愛相談されてもなんとも思わないんだろう。
一緒にいて切ない思いになることもないんだろう。
「由貴」
「あー加奈子」
加奈子は俺の隣に座る。
そして耳元でヒソヒソと喋る。
「良いの?南完璧に気づいてないけど・・・」
加奈子には全部事情を話した。
もし南が加奈子に変なことをいったら厄介になるからだ。
まぁ1人で南に片思いしてるよりも相談者がいてくれたほうが良いっていうのも一理ある。
「あー・・・うん」
俺は右手で髪をくしゃっと握った。
「仕方ないわな、こればっかりは」
もう一度伝えようか。
それも考えた。
けど、いつの間にか俺らは友達以上恋人未満のような関係になっていて。
あいつには好きな奴ができて。
俺はあいつの良い理解者でしかなくなってしまった。
恋愛対象に見られてない上に好きな奴までできてしまったら、俺が入り込めるような隙間なんかこれっぽっちもないんだ。
「あたしが南だったら良かったのに・・・」
「ん?なに?」
「ううん、なんでもない」
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どうして南なんだろう。
なんで1回振られたのに、由貴は南を好きでいられるんだろう。
・・・どうしてあたしを好きにならないんだろう。
「加奈子ー次体育だよっ行こ!」
「うん」
こうして南と横に並んで歩く。
あたしと一緒に歩いてるのに、由貴が見つめる先はあたしじゃなくて、あたしの隣の南。
ああ、南のこと好きなんだなーって全身に伝わってくる。
正直に言えば、南に好きな人ができてよかった。
もしできてなかったら由貴は告白してたかもしれない。
今度こそは付き合ってたかもしれないから。
「あっ男子がサッカーやってる!わー千葉くんだ!かっこいー!!」
外でバレーをやってる女子の隣で、男子はサッカー。
南は千葉くんを見つけて大はしゃぎ。
そしてこっちを振り向いて言った。
「加奈子は好きな人いないの?」
「うーん・・・」
「じゃあ由貴なんかどう?けっこー良い奴なんだよ〜オススメ!」
それは由貴があたしを好きっていう設定だからそう言ってるわけなのよね。
ほんとにオススメだったら南が先に由貴を好きになってるもの。
「じゃあなんで南は由貴じゃないの?」
なにも分かっていない南に八つ当たりしてしまう。
あたしが由貴に片思いしてることや、由貴が南に片思いしてることに対して。
あたしだったら良かったのに。
あたしを好きになってくれたら良いのに。
どうして南なの?
あたしだったらずっと由貴の側にいてあげられるのに。
「南は全然周りが見えてないよね。それで傷つく人がいるって思わない?」
言ったあとに、はっとした。
しまった。
これは言い過ぎた・・・・・
南のほうをチラッと見ると、少しだけ悲しそうな目をしていた。
「うん・・・ごめんね。あたしバカで」
「あっ・・・違うの、南」
「あたしなにか迷惑かけた?だったら謝るよ、ごめん」
こんな素直なところとか純粋なところが南のいいところだって知ってるの。
けど、今はそうは思えなかった。
「なんでもないってば」
あたしは謝る南を冷たくあしらった。
あたしが悪いとは思ったけど、でもそう思うあたしも南も許せなかった。
嫉妬してるだけってのも分かってる。
由貴が南を好きなことにムカついてるだけって分かってるのに、それを受け止めれない自分が腹立たしくてたまらない。
「加奈子・・・」
あたしは南と仲良くなってから由貴の存在を知って、由貴とも仲良くなることができて、そして由貴を好きになった。
由貴と仲良くなれたきっかけは、由貴があたしのことを好きだという設定をしていたからに過ぎないけれど、あたしはそれでも相談を乗るだけでも幸せだった。
由貴があたしに笑ってくれるのも南の友達だからって理由なだけだろうし、ほかには別になにもない。
南さえいなければ・・・って思うときもある。
けどそう思う自分は嫌いなの。
嫌いだけど、思ってしまうからどうしようもなくて、ただただ1人で悩むしかない・・・。
そんな自分が悔しくてたまらなくて、寂しくて悲しい。
あたしってなにないんだなって実感してしまうから。
───────放課後。
「なぁ加奈子。南となんかあった?」
「あー・・・う〜ん」
「あーやっぱ?元気ないもんなぁ」
ほら、そうやってまた由貴は南ばっかりを見る。
あたしよりも南を見て、南を心配するんだ。
最近は南といるよりも、あたしといるほうが多いのに、それでも南のことを気にするのね。
あたしは下をむいて、ふぅとため息をする。
「ほらーまたため息ついて。しょーがねぇな、俺がなんかおごってやるよ!俺やっさしー」
「え?」
「なんだよ?だってお前体育のあとからずっと元気ないじゃん」
「あたしのこと言ってたの?」
「?おう」
南じゃなくて、あたしの心配をしてくれたの?
元気がないのはあたしだけじゃなく南もなのに?
あたしは驚きをかくせずにいた。
「そういや南もだな。でも俺は加奈子のほうが気になったんだよなー」
由貴はあたしの手を引いた。
そしてこっちを振り向く。
愛らしい笑顔で言った。
「元気だせよーはやいうちに!」
もう、どうしてそんなことするの。
あたし余計に好きになっちゃうじゃない。
思ってても意味ないのに、もっともっと思ってしまうじゃない。
期待したって意味ないのに・・・期待しちゃうよ。
由貴の、バカ・・・
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俺たちは高校生にはありがちな(笑)マックへ入った。
ラッキーなことに席がちょうど空いてたから、すかさずそこに座った。
加奈子になにが良いか聞いてから、バッグん中から財布を取り出して列に並んだ。
俺はふと思った。
どうして南より先に加奈子を心配したんだろう、と。
俺が好きなのは南なんだから、先に南を心配するべきところだよなぁ。
けど、気づいたのは加奈子のほうなんだ。
なんで加奈子が元気ないのかって気にしてて、もしかしたら誰かとケンカしたのかもって思った。
そこで思い浮かんだのが南だった。
南を見ると、確かに南もどことなくしおれた感じがした。
だから思い切って加奈子に聞いてみた。
・・・なんで加奈子?
また加奈子が先だ。
別に南に聞けば良いことを、俺はわざわざ加奈子に聞いた。
なんで?
なんでっつーか・・・ただ俺は南のことよりも加奈子のほうが気になったんだ。
「・・・・・・様?お客様?ご注文は?」
「あっ、はいはい」
注文を取って、受け取って席に戻った。
近くの席の幼稚園くらいのガキんちょとたわむれている。
愛らしい笑顔に思わずドキッとしてしまう。
「あ、由貴」
俺に気づき、手を振った。
俺は椅子に座った。
「ありがとー!元気出そうだよ」
「そりゃ良かった」
美味しそうにハンバーガーを食べる加奈子が微笑ましかった。
一番一緒にいて落ち着くのって、やっぱこいつだな。
そう、それは南よりも。
「なぁ、そういえば加奈子は好きな奴いないの?」
「えっ」
「いっつも俺ばっかり相談乗ってもらってるじゃん?だからたまには加奈子も俺に言ってよ」
「んー・・・」
加奈子は言葉につまっているようだった。
やっぱ好きな奴いるんだ。
俺は直感でそう思った。
そしてすかさず質問攻めをした。
「だれ?俺の知ってる奴?言ってくれたら協力するぜ!」
俺がそう言うと、加奈子は悲しそうに笑った。
「由貴がそれを言うの・・・?」
とても傷ついたようで、とても悲しそうで、けれどかすかに微笑している加奈子の顔を見て俺の時間が止まった。
加奈子が荷物を持って店を出る。
俺は引き止めることができなかった。
「加奈子・・・?」
俺が傷つけた?
俺・・・なんか変なこと言った?
そんなに聞いちゃまずいことだったのか?
なんにせよ、加奈子のあんな顔は見たくなかった。
加奈子にはいつだって笑っててほしいんだ。
なのに、そう願う俺があんな顔させちまうなんて・・・・・
俺は唇をかみ締めた。
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次の日。
教室に入りにくいワタクシがおります。
「おい」
「あっごめんなさ・・・・・由貴!!」
「よっす。あの、さ・・・昨日は」
「おはよー今日も良い天気だね!」
思いっきり話を逸らした。
そしてすかさず教室に入って席に座る。
昨日のことには触れてほしくなかったから。
だって、きっともうバレちゃってるよね?あんなこと言ったら・・・
「おはよ、加奈子」
「おは・・・・・あ、南」
南があたしの隣の席に座った。
あたしは少しだけ戸惑う。
「・・・昨日はほんとにごめんね。謝ってもだめかもしれないけど・・・」
「南・・・」
ああ、そうか。
あたし昨日南にひどいこと言っちゃったんだ。
南は全然悪くないのに。
あたしがただ勝手に南に嫉妬しただけなのに。
由貴があたしに振り向いてくれないことを南に八つ当たりしたって、なんにもならないのに・・・。
なのに南はこんなにも必死にあたしに謝る。
あたしって、なんて心の狭い人間なんだろう。
「ううん、あれはあたしが悪いの」
「加奈子・・・」
「あたしのほうこそ・・・ごめんね」
別に恋が上手くいってないのはあたしだけじゃない。
あたしが好きなのは、由貴で、由貴が好きなのは南。
その南は千葉くんが好き。
けど千葉くんには彼女がいる。
ほら、あたしたち3人とも決して幸せな恋をしてるわけじゃないのよ。
あたしばっかり悲観ぶって・・・・
「じゃあ仲直り?」
「もち」
ほら、あたしが素直になるだけでこんなにも簡単に笑いあえる。
こうしていつものあたしたち。
なんだかおかしくって、2人でバカ笑いした。
そのときちょっとだけ由貴が視界に入った。
あたしは思いっきり目をそらした。
そして、それを不思議そうに南は突っ込んだ。
「そういえば今日は由貴と一緒にいないの?」
「あー・・・うん。まぁたまにはね」
南には言えない。
由貴のことが好きなんだとは。
言ってしまえば、きっとすぐに由貴に言うだろう。
2人は両思いなんだよ、って。
けどそれは南をだましてるだけなのよね。
だから、言えない。
けど、こんな生活もう嫌。
だまって由貴が南を見ていることも、南をだましてることも・・・・
なによりあたしがこんなにも切なくなることが。
自分勝手かもしれないけど、あたしははやく自分の恋に結末つけたいの。
たとえ振られるって分かってても。
───────昼休み。
「由貴、きたよ」
「おー」
俺は加奈子を屋上に呼び出した。
昨日の加奈子の言葉も気になったけど、それ以上に俺の気持ち自体が気になったんだ。
元気ないときも、励ますときも俺が選んだのは好きな人であるはずの南じゃなく・・・加奈子だった。
加奈子の笑顔にドキッとしたり、加奈子のたった一言が気になって眠れなくなったり・・・
だからずっと考えてた。
「あの、昨日は・・・」
加奈子が口を開く。
俺はそれをさえぎるように言った。
「いつだったっけかー俺らが仲良くなったの」
「え?」
「知り合ってからもうけっこう経ってるよなぁ」
南をだますために、俺は加奈子を好きだと言った。
加奈子は俺の相談者になった。
一緒にいる時間が増えた。
けど、俺はそれが決して嫌だと思ったことはなかった。
むしろ一緒にいたいと、加奈子といたいと、そう思っている自分がいた。
「いつも加奈子が隣にいた」
居心地が良いからつい側にいたくなるんだ。
なんでも言えるから俺の心をすっきりさせてくれるんだ。
「最初は南を好きであることを隠すためだけだったけど、そんなこと今はどうでも良くなった」
「それは・・・南を好きじゃなくなったってこと?」
「ああ」
俺はうなずく。
少し照れくさくて、目線を下に向ける。
「俺を受け止めてくれるのは加奈子しかいないって思った」
そして、顔を上げてしっかりと加奈子の目を見た。
「加奈子が好きだ」
どうしてもっとはやく気づかなかったんだろう。
どうして最初から加奈子を見ていなかったんだろう。
考えれば考えるほど「どうして」が浮かんでくる。
けどそんなことはどうだって良いんだ。
大切なのは、加奈子を好きでいる今だから。
「だから、けじめつけてくる」
「け、けじめ?」
「南を好きだった今までを、ちゃんと別れられるように」
加奈子が俺を好きじゃないとしても、もしこの先ずっと南を思い続けてたら南が俺に振り向いてくれたとしても、俺は今南を好きだった自分とさよならしたいんだ。
今しなきゃ、きっとまた一歩下がってしまいそうだから。
俺はドアを開ける。
「わっ!」
「は?」
開けた瞬間声がした。
思わず反応してしまった。
よく見ると、そこには南がいた。
「南?!おま・・・なにやってっ・・」
「見つかっっちゃった〜」
南はあははと笑った。
あっけにとられてると、南は続けた。
「2人がなんか変だったからあとつけてたの。盗み聞きするつもりはなかったんだけど・・・」
ああ、じゃあ最初から聞いてたのか。
それだったならちょうど良い。
「南。振られてからもずっと南が好きだった」
けじめをつけて加奈子に格好良いとこを見せたいってわけじゃない。
ただ、加奈子を好きでいる自分を見失わないために南を好きだった自分をなくしたいんだ。
そんな簡単に思いを忘れられるわけでもなくて、今完璧に南を思っていないのかって聞かれたら戸惑うだろう。
だから、そう聞かれても戸惑わないために、未練をなくすためにけじめをつけたいんだ。
「けど今は加奈子と一緒にいたいって思えた。加奈子を好きになれたきっかけはなんにせよ南だったから、どうしてもお礼が言いたかった。・・・ありがとう」
「由貴・・・。そっか、由貴にも幸せな恋が見つかったんだね。良かったね!」
南は最高の笑顔で言った。
この笑顔に惚れたけど、この笑顔よりもっと大切な笑顔が俺にはある。
後ろを振り返った。
「加奈子?泣いてるのか?」
俺は加奈子に近づいた。
確かに加奈子のその目には涙。
俺は加奈子の顔に手を近づける。
すると、両手で顔を覆いながら言った。
「違うの、うれしいの・・・・あたしずっと由貴のこと好きだったから、うれしいの」
一瞬心の中が止まった。
けどすぐに俺は心を落ち着かせる。
「加奈子」
加奈子は手で涙を拭う。
俺の手がそんな加奈子の顔に触れる。
「ようやく見つけた。俺の幸せ」
そう言うと、加奈子はとびきりの笑顔をした。
この笑顔がいつも側にいてくれたから俺は頑張れた。
辛い片思いも、1人じゃないから苦しまずにすんだ。
最初は思っていても意味ない恋が悲しかったけど、だんだんそうは思わなくなったのは加奈子のおかげなんだ。
いつの間にか俺の支えになってくれてた。
こんなにすぐそこに幸せがあったのか。
「由貴」
南が俺の背中をポンポンとたたく。
「あたし今から千葉くんに告白してくるっ」
「「は?!」」
つい声をそろえてしまった。
あまりに唐突だったから、驚かずにはいられないだろ、これは。
「だってあいつ彼女・・・」
「けっこー前に別れてるの。それに、今の由貴見てたら片思いも乗り切ることができるんだなーって」
「そっか。うん、がんばれ。南ならできる」
「うん!」
南は屋上を出て行った。
やっぱあいつには適わんわ。
まぁ昔っから分かってたことだけど。(笑)
「すごいねー南」
「突っ走ってるよな、まったく」
「でもそこがあの子の良いところだよね」
屋上から見る景色はとてもきれいだった。
サンサンと太陽が明るく照らしてるせいで、町は一段ときれいだ。
いつも見るあの家も山も、公園も
どうして今日はこんなにもキラキラ輝いて見えるんだろう。
「あー飛行機雲!ほらっ見て由貴!」
「あ、ほんとだ」
ああ、そっか。
俺が幸せだからか。
加奈子が隣にいてくれることが俺の幸せだから
加奈子がいてくれるんだったらなんだってきれいに見えるわけだよな。
いつも見慣れてる校舎も、いつになく新鮮に見える。
たぶん、きっと、明日もこうやって幸せ見つけてくんだろうな。
fin |