今回も女の子が出ます84話です。
この子、『おかしな所』があります。
どこがおかしいのか・・・
では、どうぞ!
第84話 覇龍編 その2 火山突入、脚動かぬ謎の龍
「・・・この子、一体どうすればいいんだろう・・・」
火山付近にあるベース。
ここに来るまでに一緒に来た(懐かれた)女の子をどうするか考えていた。
「名前もないし、懐かれているし・・・」
そう言って左腕を見ると・・・
「スバル〜♪」
女の子が抱き着いている。
「こうして見ていると・・・、なんか、兄妹みたいですね。」
「兄妹!?」
レノシアがそこに追い打ちをかけるように言った。
「・・・この子はこれ以上連れまわしていくわけにはいかないしな・・・。倫理的にも問題があるだろ?」
「そう・・・ですよね・・・。色々と問題がありますし・・・、もし同業者さんがこの子を連れているところを見つけたら、スバルさんにそういう趣味がある、と思われてしまいかねませんしね・・・」
スバルとカトレアが真剣に話し合っているところで・・・
「・・・(ぷにっ)」
「へうっ!」
「・・・てりゃ。(ぷにぷに)」
「へうぅ・・・」
「うりうり・・・(ぷにぷにぷに・・・)」
「や・・・やめてよぉ・・・ぷにぷにしないでぇ・・・」
ウィリアが女の子の頬をつついていた。
「カトレア、ここで待機していてくれ。君は非戦闘員だから、連れていくわけにはいかない。」
「はい、それは分かってます。私が一緒に行っても、足手まといになってしまいますから・・・」
「あ、でも、もし誰かが怪我したときにすぐに手当てができる人がいないと大変だよ?前のスバルみたいにさ。」
「・・・それもそうか・・・」
「でも、この子はどうするんですか?」
「・・・ここにいてくれるか?」
「や。」
「『や』って・・・おいおい・・・」
「一緒に行く!」
「・・・もういい。好きにしろ・・・。死んでも知らんからな・・・?」
「うん!」
未だ名もなき女の子、危険な討伐行軍についていく。
「・・・っとその前に、服服。ノ「呼んだかニャ?」うおわぁっ!?」
いきなりノブが現れたため驚くスバル。
「何のごよ・・・ご主人、あなたも隅に置けないニャ・・・」
「な、なんだよノブ・・・?」
「まさかそんなロリっ子を懐かせるなんて・・・ニャ。」
「今はそれどころじゃねえ!頼むからその子の為の服を作ってくれ!」
「了解了解にゃ。ご主人のお古のティガレ装備で。」
「・・・ずるいぃ〜・・・」
アイリスは『スバルのお古』がその女の子の元に行くことに不満を漏らしていた。
火山の中。
「・・・あちゅい・・・」
「・・・あちゅしゅぎりゅ・・・」
「二人ともグロッキーだな・・・」
アイリスと女の子は暑さにやられ、グロッキーになっていた。
「アカムトムル討伐に来たんだぞ?その子はともかく、アイリス、お前はクーラードリンク飲んでおけよ・・・」
「あうぅ・・・」
「ふひぃ・・・」
そして火山の奥深くまで進む。
「・・・?」
「どうした、アイリス?」
ふと足を止めたアイリスに問いかけるスバル。
「何だろ・・・、なんか、ゴポゴポって・・・溶岩が泡立つような・・・ううん、そんな音じゃなくて、なんか・・・何かがいるような・・・」
「や、止めてくれよ・・・?絶対何かがいるって・・・」
スバルがアイリスの発言に畏怖していた時・・・
ザッパアァァァァァァン!!
「やっぱり何か出た!初めて見たぞ、あんな種族!?」
「な、なにあれぇ!?」
「あ、あれは・・・、『煌黒龍 アルバトリオン』・・・!?」
「カトレア、あいつのことを知っているのか!?」
「は、はい!私、医学を志してますから、どのモンスターの攻撃がどういう症状になるかを理解しているんです!だから、大概のモンスターのことはわかっているんですが、このアルバトリオンについてはほとんど情報がないんです!知っているのは名前くらいのもので・・・」
「カトレアも知らないってことは・・・こいつは・・・古龍!」
「・・・?」
「ウィリア?」
アイリスがウィリアの目線が違うことに気付く。
「ウィリア、どうしたの?」
「あの龍・・・アルバトリオンだっけ?なんか、足を引きずってないかな・・・?」
「あ・・・ホントだ!」
アイリスもその事実に気付く。
よく見ると・・・
ズッ・・・ズズッ・・・
「ホントだ・・・。足を引きずっている・・・」
「ケガでも・・・しているんでしょうか・・・」
「それなら、また閃光玉でも・・・」
「スバル!閃光玉を握って!」
「え、あ、ああ・・・」
アイリスにせがまれ、慌てて閃光玉を握る。
「・・・握ったが・・・、どうするんだ・・・?」
「えいっ!」
スバルから閃光玉をひったくるように取り、アルバトリオンに投げつけるウィリア。
いつものように閃光が出る。
「くっ・・・」
「眼が・・・」
「眩し過ぎる・・・」
目が眩む面々。
眩んだ眼に色が戻り・・・
「っ!?」
「きゃああああああああ!!」
スバルは慌てて眼を背けた。
それぞれの目線の先にいたのは脚を曲げて、自らの胸を腕で隠している女の子が。
「えっ?ええっ!?」
「みっ・・・見ないでくださいぃ・・・///」
顔を真っ赤に染めてうずくまる。
が、体を前に傾けているだけ、というわけだが。
「み、皆・・・俺はちょっと目を背けているから・・・、後は任せた・・」
「あ、じゃあ私が・・・」
「?」
スバルは目を背けたままにいることを言い、カトレアが代わりに行くことを言う。
キリンの女の子は頭に疑問符を浮かべているだけである。
「えっと、色々とお聞きしたいことがあるんですが・・・」
「え・・・あ・・・はい・・・///」
「まずは・・・あなたはアルバトリオン、ですね?」
「はい・・・私はアルバトリオンです。」
「次に・・・その脚を見せてください。」
「え・・・っと・・・は、恥ずかしいです・・・///」
「特に変なことをするわけじゃないです、ちょっと気になることがあって・・・」
「な・・・なら・・・///」
アルバトリオンの女の子はカトレアに脚を見せる。
「・・・パッと見、傷は無いし・・・どこかが化膿しているわけでもないですし、火傷も見られない・・・」
「あ、あの・・・?」
「脚・・・いつごろから動かないんですか?」
「・・・私が・・・小さい時から・・・」
「・・・ということは・・・障害、ですね。何か病気になったから、というわけではないんですが、考えられるのはそれくらいなので・・・」
「わ、私・・・どうなってしまうんですか・・・?」
「いえ、特に何かするわけじゃないです。ただ、私達と一緒に来ないかって言いたいだけですが・・・」
「い、一緒・・・に?」
「はい。もしこのままだったら、誰かに襲われることも考えられるので・・・」
「え、で、でも・・・///」
アルバトリオンの女の子は、スバルの方をチラチラと見ながら答えている。
「どうかしたんですか?」
「あ、あの・・・その・・・///」
その子は胸の前で指をつんつんしたりもじもじしたりしていた。
「・・・スバルさんがどうかしたんですか?」
「ふひぇ!?あ、そ、その、それは・・・あの・・・///」
「・・・スバルさん、彼女さん持ちですよ?」
「えっ!?///」
かなり挙動不審な行動をしている。
「あの、スバルさん!いったんベースに戻りたいので、彼女をおぶって行ってくれませんか!?」
「ええっ!?///」
「俺がか!?」
スバルとアルバトリオンの女の子、二人はかなり焦っていた。
「なんで俺なんだよ!?」
「だって、私とウィリアさんは力不足ですし、レノシアさんは『蜻蛉切』を持つのが精一杯、アイリスさんじゃ多分支えることができませんので・・・」
「・・・私には、無理だもんね・・・」
「・・・色々恥ずかしいんだが・・・///」
スバルが恥ずかしがる理由。
それは、彼女の身体は出ているところが出ているからである。
「・・・仕方ない。連れていくよ。」
そう行ってスバルは女の子に近付いていき・・・
「ひゃわ!?」
おんぶではなく抱きかかえて行った。
「ぷぅ・・・」
所謂『お姫様抱っこ』状態になっている女の子に嫉妬しているアイリスであった・・・
「はうぅ・・///」
女の子は女の子で、体を縮め込ませていたりするなど、本当に恥ずかしそうであった。
ベース。
「よっ・・・と。」
「・・・こうするしかない、というのは・・・酷な話ですよね・・・」
「・・・///」
アルバトリオンの女の子は恥ずかしさに顔を俯かせてしまっていた。
「脚が・・・不自由なんだったんだよな?だったら、そういう為の設備を準備してやらないとな。」
「・・・あ、私、残ります。ついていくって言いましたけど、多分足手まといになりそうなので・・・」
レノシアが戦線離脱を言う。
「名前は・・・ないんでしたよね。」
「は、はい・・・///」
レノシアが離脱し、アルバトリオンの女の子を守ることにした。
「・・・君もここにいてくれると本当に助かるのだが・・・」
「やだ!」
キリンの女の子に待機を頼むものの、結局拒否されてしまう。
「・・・行くか。」
「気を付けて・・・」
レノシアとアルバトリオンの女の子を残して再び火山に向かう五人。
ここでまた、戦争の火種があるということを知らずに・・・
To be continued・・・
今回出てきたアルバトリオンの女の子、脚が不自由な子です。
この子もまた、名前が決められ次第プロフィール発表します。
次回はついに覇龍との会合、しかし・・・?
お楽しみに!
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