ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
第54話です。

漸く到着という体たらく・・・


Rー15はお忘れなく・・・




では、どうぞ!
第54話 戦いの中で芽生えた友情 その2 「不幸少女とMr・不幸の出会い、ようやく着いたポケハン学園」
「ん?」
「どうしたの、スバル?」
「いや、さっき悲鳴か何かが聞こえた気がしてな・・・?・・・ちょっと戻ってみる。」
「さっきのドスイーオスの所へ!?無茶よ、止めといた方が・・・」
「悲鳴がしたならそこに誰かがいて、助けを求めたってことだろ?だったら尚更助けに行かないとな。」
「それは、そうですけど・・・」


スバルの突如とした独立行動を必死になって止めさせようとする一同。

だが、スバルの人として当たり前の行動に正当性を感じたカトレアは黙り込んでしまった。


「じゃ、じゃあ、あたしがついて行くね・・・?」
「・・・イシアだとスバルが危険ね・・・」
「そうですね・・・」
「・・・どういうこと?」


ナコルとシロンが同時にイシアが同伴するのは不安要素がある、と主張。

理由を問いただすイシア。


『・・・あなた、戦え(るの/ますか)?』
「・・・戦え・・・ない・・・」
「皆、そんな風に言い合っているうちにスバルとアイリスとウィリアがいなくなっているぞ?」
「嘘っ!?」
「は、早く追いかけないと!」
「何かあったらサンナが怖い!」
「こ、怖いのはむしろダイアナだと思うのですが・・・」
「ど、毒ですかぁ!?」





娘達が必死になってしまっている間、スバルは悲鳴の聞こえた地点に辿り着いていた。



「確かこの辺で悲鳴が聞こえたような気がしたんだが・・・「こ・・・来ないでよぉ・・・」っ!待ってろ、すぐ助けるから!」


スバルは声のした方に走って向かった。



スバルが到着した時には・・・


じりじりとある一点を目指して歩き続けるドスイーオス。

そのドスイーオスに迫られている女の子。


「とりあえず・・・離れろぉぉっ!」



ズッバアッ!


ドチャッ!


キュオオ・・・



一刀の元切り伏せられたドスイーオス。

たった一撃で絶命した。


「ふう・・・。とりあえず無事のようだな・・・。ケガはな・・・」


スバルはようやく気がついた。

女の子が裸だということに。


「っ!(クルリ)」


スバルは突如として後ろを向いた。


「うっ・・・ううっ・・・うわあああん!こわっ、怖かったよぉ〜っ!(ムギュウっ!)」
「っ!?」


怖くてスバルに抱き着き泣いた女の子。

だがスバルはその子を慰めることができずにいた。

なぜなら・・・


「・・・(む、胸が当たってる・・・っ!いかん、理性が吹っ飛んじまうっ!)」


後ろを向いている為に背中に当たる柔らかい感触(むろん、直接当たっている。わざとではないことは事実)に内心焦っていた。


「ひっく・・・すん・・・ふええぇぇぇぇぇぇぇ・・・」


まだ泣き続ける女の子。





くっそ、こうなるんだったらノブ連れてこりゃよかった・・・



そう思ったスバルだった。








「・・・とりあえず、泣き止んだか?」
「うん・・・。あ、あ、ありがと・・・///」
「・・・(バサッ)」
「・・・?」


おもむろに上着を脱ぐスバル。


「・・・これ着てくれ・・。そうでもしないと直視できん・・・」
「?・・・いやぁっ!?」


自分の状況に気がついた女の子は慌ててスバルが出した上着を羽織った。




「・・・とりあえず、なんでここにいた?」
「・・・はうぅ・・・」
「・・・(顔を俯かしたか・・・。何となくだが今すぐにでも逃げたしたそうな雰囲気だから、この子はきっと人見知りなんだろうな・・・)。変に気負う心配はない、気軽に接してくれ。とにかく、なんでここにいたのかが気になってな?それを教えてほしいんだ・・・」
「あ、あにょ、しょ、しょれは・・・///」
「・・・まずは落ち着くことからか・・・。とりあえず深呼吸しようか。」
「う、うん・・・。すぅ〜っ・・・はぁ〜っ・・・・・・・・・」


女の子にある程度落ち着けるよう深呼吸をさせた。


「落ち着いた?」
「う、うん。あ、あのね、こっ、ここが、私の、す、巣なの・・・」
「ここが・・・って、まさか、君、バサルモス?」
「そ、そうだよ・・・///(はうぅ〜、やっぱりこの人格好良いよ〜!近くで顔を見ると恥ずかしくなっちゃって胸がドキドキするよぉ・・・///)」
「・・・とりあえず、君も人になったのか・・・。・・・ん、じゃあ一緒に来るか?ここに一人でいると危ないだろうし・・・」
「あ、あの、そっ、それは嬉しいんだけどっ!わ、私、不幸体質だから・・・」
「不幸なのは俺も一緒さ、ここにいないと踏んでいたドスイーオスに鉢合わせしたんだしな・・・」
「へ・・・、そうなの?」
「まぁ、ここで君を人にしてしまったのも俺の不幸の一種だろうしな・・・」
「そっ、そんなこと・・・ない・・・よ?」


女の子が反論してきた。

この時点で、女の子はスバルに対して大分打ち解けてきたようで、普通のお喋りをしていた。


「だって、人になれたから、あなたに会えたし・・・、その・・・、はうぅ・・・///」
「・・・?・・・って、まさか・・・」


女の子が顔を赤くした理由に疑問符を持つスバル。

時期にその疑問符が消え、逆に顔が青褪あおざめ始めた。


「あのね・・・、あなただけだと思うの・・・。私が心許せるの・・・///」
「心許せる、って・・・ちょっと大袈裟な気がするが・・・。やっぱりその不幸体質のせいで何か言われてきたみたいだな・・・」
「う、うん・・・。それと・・・ね?あなたを見てると・・・、胸が・・・、ドキドキするの・・・。よく知らないんだけど・・・、これが『好き』ってことなのかな・・・?」
「・・・(まずい、アイリスたちに最悪殺される可能性が出てきた・・・)」
「だから・・・、これからもよろしく・・・ね。(ぎゅうっ・・・)」
「あ、ああ。よ、よろしくな。」


スバルが挙動不審にしている理由。

女の子が抱き着いていることにあるのだが、彼女は上着を羽織っているとはいえ、中は裸。

つまり、ほとんど直肌に触れているようなものだからである。


「・・・あ。名前・・・」
「あ、うん。私、チェリムルっていうの。」
「そっか。俺はスバルだ。今度こそよろしくな、チェリムル。」
「うん!(むぎゅっ!)」


チェリムルは完全にスバルに心を開いた。


直後に彼女には不幸(?)が訪れる訳だが・・・




「あっ!いた!スバ・・・ル・・・」
「・・・誰・・・?あの女の子・・・」


ちょうど名前を教え合った直後で、チェリムルが抱き着いた瞬間にアイリスとウィリアが来た。


「スバル〜っ!」
「無事〜っ!?」

「ああ!とりあえず無事だ!あと、結局何かあった!」

「何かあったって、その子のこと!?」

「とりあえず近くに来て自己紹介してくれ!この子、人見知りらしいんだ!」

「人見知りって・・・」
「昔のあたしみたい・・・」



二人が近くまで来て、チェリムルと初対面。

お互いに名前を教え合った後・・・



「・・・しくしく。」
「うぃ、ウィリア!?どうしたの!?」
「チェリムル、胸大きいよぉ・・・しくしく・・・」

「・・・(ふるふる)」
「あっ!チェリムル、抱きついちゃダメぇ〜っ!(ドンッ!)」
「うおっ!?」
「きゃあっ!」


アイリスが涙目で抱き着いているチェリムルに嫉妬し、スバルにぶつかった。

スバルは言うまでもなく、チェリムルも一緒に倒れこんだ。





ドシィン!



「ぐおお・・・アイリス・・・お前は(むにっ)『ひあっ!』・・・は?」
「あ・・・あうあ・・・///」


スバルがアイリスに文句を言おうとした時に聞こえた、嬌声のダブルコーラス。

理由は偶然発生していた。

スバルが倒れた時、何故か知らないがもつれ合ったらしく、偶然アイリスとチェリムルに覆い被さるように倒れこんでいた。

更に偶然、スバルの手はしっかりと二人の胸を掴んでいた。

ウィリアはその光景に顔を赤くするしかできずにいる。


「〜〜〜〜〜〜っ!?」
「スバル・・・、いきなり押し倒さないでよ・・・。私だって、その、心の準備がいるんだよぉ・・・///」
「こ、心の準備とかはどうでもいい!つか、お前が押し倒したんだろうが!悪い、すぐに退く!・・・と思ったが、このまま動くと大変なことになる・・・。(クルリ)」
「あんっ!スバル、動いちゃダメだよぉ・・・///」
「ふあんっ!や、ダメ、動いちゃ・・・///」
「ウィリア、俺の首引っ張ってくれね・・・え・・・」


スバルはウィリアに助けを求めようとして言葉を止めた(助けを求めるために首を動かしたため、二人がまた嬌声を出した)。


「ウィリア?ウィリア〜?・・・ダメだ、完全に硬直してしまっている・・・。二人に聞くが、どちらかに転がるか両方に力をかけないといけないらしい。二人の真ん中に、しかもちょうど腕が届かないからな・・・。・・・どっちか、我慢できるか?」
『・・・///』
「・・・二人して顔を逸らすな・・・」
「だって・・・、恥ずかしいんだもん・・・///」
「私も・・・。男の人に胸触られたの初めてだから・・・」
「・・・はぁ・・・(なんか、どんどんまずい方向に進んでいる気がするな・・・)」


溜息をついた後、決心した目で二人を見るスバル。


「・・・ちょっと痛いかもしれんが、我慢してくれよ・・・?」
『な、何をする気なの・・・?』
「・・・反動をつけて一気に起き上がる。足は既に曲げてあるから、あとは上半身だ・・・」
「い、痛くしないでね・・・///」
「・・・///」
「二人とも今から俺が大変なことをしようとしているような発言や行動はしないでくれ・・・。・・・せえっ、のっ!(ムニュンッ、ムギュウウッ!)」
「ふあああんっ!や、らっ、らめっ、にゃ、にゃにかきちゃうっ!あっ、あっ、ふああああっ!!、」
「やっ、らめっ、あたまにょにゃかがまっしろになっひゃうっ!んああああああっ!!」






「・・・ただ単に起き上がるために力を入れただけなのに・・・、なんでこんな状態に・・・?」
「・・・スバルが腕や手に力を入れていたから、結局胸を揉みしだいていたような状況になっていたんだね・・・」
「起き上がるためだぞ・・・?・・・多少難しかったが・・・」
「・・・ねえスバル。」
「なんだ?」
「チェリムルはどうか知らないけど・・・、アイリス、前より敏感になっちゃってるんじゃないかな〜って・・・」
「・・・かなり不安なこと言わないでくれよな・・・?」


くだんの二人は・・・


「しゅばりゅう・・・、いひゃくしにゃいれっれいっひゃにょに・・・(訳:スバル・・・、痛くしないでって言ったのに・・・)」
「にゃんりゃかよきゅわきゃらにゃいけりょ、きもひよきゅれあらまにょにゃきゃらまっひろらよぉ・・・(訳:なんだかよく分からないけど、気持ち良くて頭の中が真っ白だよぉ・・・)」


完全にダメになっていた。


「・・・ウィリア、俺を殺すか?」
「えっ!?ちょ、スバル、いきなり何を言い出すの!?」
「いや、もうなんかな?そろそろ誰かが病む可能性が出てきてな・・・」
「・・・アスカじゃあるまいし・・・」









「へっくちゅん!」
「あらら、アスカ、風邪引いちゃったの?」
「違うよぉ、お兄ちゃんが私のことを噂してるんだよぉ!お兄ちゃん・・・、いつかお兄ちゃんのお嫁さんになるからね・・・///」








「うおおっ!?(ゾクゾクゥッ!!)」
「か、カクサス!?」
「だ、大丈夫・・・!?」
「今、物凄い悪寒がした・・・」
「カクサス、あなたの悪寒って大体想像ついたわ・・・。ナデシコ、リナト、あなたたちの最大のライバルが妹って、複雑な心境じゃないの?」
「ら、ライラ、へ、変なこと言わないでよ・・・」
「・・・(コクコクコクコク!)」
















なんだこのリンクは・・・




















スバルとウィリアが何気なくアイリスとチェリムルのことを話し合っていた時・・・




「スバルっ!」
「無事でしたか!?」
「無事でよかった!」
「心配したんですよぉ〜っ!」


ナコル・シロン・アレックス・レノシアが駆けつけてきた。


「・・・スバル、その子とアイリス、どうしたの・・・?」
「いや、ただの事故だ、うん。」
「じゃあ、二人の眼が気持ちよさげに蕩けてるのはなんでですか・・・?」
「いや、これは・・・」
「胸を揉んじゃったせいなんだけど・・・、元々はアイリスのせい・・・なのかな?」
「も、揉んだ・・・、・・・はうっ・・・」


レノシア、気絶。


『・・・・・・しい・・・』
「え?」
『二人が羨ましい(ですぅ)!!!(ドサアッ!)』
「ごふぁっ!?」


ようやく起き上がったのに、また押し倒されたスバル。


「どうして、どうしてアイリスだけ胸を揉むの!?」
「私だって、私たちだって揉んでもらいたいのに!!」
「待ておい!欲望駄々漏れだ!それに女としてのプライドは無いのかお前らに!?」
『スバルだったらプライド捨ててもいいんだもん!』
「そんなわけあってたまるか!?」
「・・・ナコルの敬語がないの、初めて聞いた・・・」


涙目になって懇願するナコルとシロン。・・・懇願する内容が完全に狂っているが・・・

その時、ナコルから『です・ます』がないのに気がついたウィリア。

アレックスは・・・


「これは・・・カクサスを呼んだほうが制止することができそうだな・・・」


カクサスを呼びに戻ってきた道を進んだ。


「ちょ、まっ、お前ら、服が!服がずれて・・・っ!」
「いいの・・・。スバルにだったら直接見られたって・・・」
「だって・・・、スバルのことが大好きだから・・・」
「理由として成立してない!というか、これで『発情モード』じゃないってのが凄い不思議だ!」
「お願い・・・、スバル・・・」
「私達を・・・、好きにして・・・」
「もう・・・、終わったか・・・」


スバルがそんなことを思い始めた瞬間。





ドスッ!!





『あぐっ・・・』
「全く、何をしているんだか。」


二人の首に手刀を一撃当てたカクサスがいた。


「た、助かった!」
「何があったかと思えば・・・。スバルの不幸は完全だな・・・」
「うっせ!」
「ねえアレックス、なんだろう、この光景見てたらいらいらしてくるんだけど・・・」
「・・・そのうち分かるさ。」










そして火山を抜け、森に出た。









「・・・ここ、一度も見たことの無い森だな・・・」
「そうだろうな・・・。俺もここに初めて来たのがラッシュと闘う為だったからな・・・、初めて見た時は驚いたよ。」
「我も見たことのない森だ・・・」


ちなみに、女の子はそれぞれが運んでいる。


アイリスはスバルが。

ナコルはカクサスが。

シロンはアレックスが。

チェリムルはナデシコが。

レノシアはイシアが。


(チェリムルのことは事前にスバルが説明した)



「今日はもう日も暮れた、学校は閉まっているだろう・・・」
「今日は四人の復活時間の確保も込めて野宿か?」
「いや、バトル部は結構遅くまでやっている時があるし、あそこの教師とは俺も面識がある。」
「ということは、前の黒ドスファンゴ討伐みたいに教室とかを借りて一晩過ごすことも可能みたいだな・・・」
「どうやら、そのようらしいな。」
「アレックス、どこかきれいな所じゃないと嫌なの?」
「いや、我はそこまで綺麗好きではない。高級な宿に入ったら寧ろ寒気がするくらいだ。」
「アレックスって本当に王族なのか・・・?」
「失敬な、王族だ!それも「王に最も相応しきもの」だと言われた、な!」
「まずは学園に行こう・・・」


何となく疲れ果てていたスバルは学園に向かうことを提案した。

彼自身、早く寝たいと思っているようで・・・






「ここが・・・『ポケハン学園』か・・・」
「中々立派な学園ではないか・・・」


学園の校門にスバル達一行はいた。

本来なら教師に一声かけないといけないのだが、カクサスがいるからそんなことはなかった。


「お、大きいね・・・」
「教室かと思ったら、バトル部の部室でか・・・。かなり広い・・・」
「中央に対戦用のフィールドが完備してある・・・」
「我もこのような場所を見たのは初めてだ・・・」


各々、バトル部の部室を見ての感想を口々に漏らしていた。





「さあ、バトル部顧問から許可は得たし、寝るか!」
「そうだな、明日は決戦だ。しっかり寝ないと負けてしまうからな・・・」





こうして皆は眠りについた・・・。




明日、死闘を決する者、観戦する者、自らの想い人の為についてきた者。



目的こそ違えど、それでも皆静かに眠っていた。






























To be continued・・・
今回はチェリムルの紹介です。


チェリムル

バサルモス雌
身長142cm。
見た目13歳。
胸のサイズはC。

人見知りが激しく、とてつもないほどの不幸体質。

心を許した相手には優しく接するようにしている。が、彼女が好きになった相手にも彼女の不幸が移る。


名前の由来は、桜の英語・『チェリーブロッサム』より。花言葉(?)は『優れた美人』



以上です。



次回はナコルが進化した姿を見せます!


お楽しみに!


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。