第7話
「ねぇ、おじさん?」
コナンは、60代ぐらいの警備員に近付いて尋ねた。
「なんだい、坊や?」
その警備員がコナンに優しく尋ねた。
「おじさんって何時からこの大学で警備員をしてるの?」
「うーーと、30年ぐらい前からかな…。」
その警備員は、記憶を思い出しながら言った。
「じゃあさ…、この人達を見た事ない?」
コナンは携帯を出して、携帯の液晶画面に写った写真を見せた。その写真は、ジョディに携帯で送ってもらった宮野厚司や山瀬晃明や尾野川英孝達が写っている写真だ。
「あれ?この人、尾野川君じゃないか。今は、東都大学の教授だった筈だよ。」警備員は、携帯の液晶画面に写った写真を見ながら言った。
「じゃあ、他の人は見た事ない?」
「いや、見た事ないな。しかし坊や、それがどうしたんだ?」
警備員が疑問に思いコナンに尋ねた。
「実は、この写真に写っている人は僕達の知り合いの人でその人の事を詳しく知りたいからこの大学に来たんだ。その人、この大学に通ってたみたいだから…。」
コナンは、博士や哀や奈月の方を見ながら言った。
「そうだったのか…。じゃあ、仲松理事長に聞いてみたらどうだい。理事長は、この大学に通ってたみたいだから。」
「その人に今から会える?」
コナンがその警備員に尋ねた。
「ああ…、会えるよ。確か…、理事長室に居るはずだよ。」
「じゃあ、そこまで案内して。」
コナンは、警備員に頼んだ。
「ああ…、良いよ。じゃあ、着いて来なさい。」
警備員はそう言い、歩き出した。コナン、哀、奈月、博士も歩き出した。
コナン、哀、奈月、博士は警備員に案内されて理事長室に着いた。
「理事長、警備員の田澤です。」
田澤が理事長室のドアをノックしながら言った。
「どうぞ、入って下さい。」
部屋の中から声が聞こえて来た。
「失礼します。」
田澤はそう言い、部屋のドアを開けて中に入った。コナン、哀、奈月、博士も続いて部屋に入った。
「田澤さん、何かありましたか?」
部屋の中に入ると、仲松理事長が尋ねて来た。
「この人達が理事長に聞きたい事があるみたいなんです。」
田澤がコナン達の方を見ながら言った。
「まぁ、とにかく座って下さい。」
仲松は、コナン達にソファーに座るように進めた。コナン、哀、奈月、博士はソファーに座った。
「それで、聞きたい事とは何ですか?」
仲松がコナン達に尋ねた。
「これを見てほしいんです。」
コナンは携帯を出して、携帯の液晶画面に写った写真を見せた。
「懐かしい顔だな。宮野君に尾野川君に山瀬君に平塚君じゃないか。」
仲松が元気な声で言った。
「おじさん、この写真に写っている人達を知っているの?」
「ああ…。私がこの大学で働き始めた頃の生徒達だった筈だよ。」
「この人達、大学ではどんな関係だった?」
コナンが仲松に尋ねた。
「そうだな…。彼等は医学部で、仲が良かったよ。」
「じゃあさ、その4人と仲が良かった人とか居ない?」
コナンが真剣な顔付きで尋ねた。
「その4人と仲が良かった人か…、そんな人居たかな…。」
仲松が腕を組みながら考えた。
「もしかしたらその人、今は警察の人間だと思うよ。」
「警察で働いている人…、そういえば一人居たな。その4人と仲が良かった人の中で警察で働いている人。」
仲松が思い出しながら言った。
「その人の名前、教えてくれる?」
コナンが優しい声で尋ねた。
「ああ…、良いよ。確か………。」
|