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黒い真実
作:紅佐洲仮



第20話


「じゃあ、その人がこの施設を出るまでに何か変わった事はなかった?」
コナンは、山西に尋ねた。
「変わった事?そんな事なかったわ。優しい子だったわ。」
山西は、考えながら言った。
「じゃあさ、その人が此処を出て行ってから何か変わった事は?」
更に、コナンが山西に尋ねた。
「大きな会社に就職したって言ってたわ。」
「ねぇ、その大きな会社って何処にあるの?」
コナンは、声を上げて尋ねた。
「えーと、何処だったかしら?昔の事だから…。」
山西は、昔の記憶を思い出そうとしている。
「あ、そういえば…。」
山西はそう言い、ソファーから立ち上がり机に向かった。そして、机の中を探してある物を見つけた。
「実は、彼が此処を出て行ってから彼から手紙が届いたのよ。」
山西はコナン達に近付いて、コナンに手紙を渡した。
「…ニューヨーク。」
その手紙はアメリカ…、ニューヨークから送られた物だった。
「その手紙が届いたのは彼が出て行ってから2年後に届いたわ。」
「(…じゃあ、2年間はニューヨークに居たのか。)」
コナンは、心の中でそう考えた。
「この手紙借りていい?」
コナンは、山西に尋ねた。
「ええ…、良いわよ。」
山西は、了承した。









山西との会話が終わり、コナン達は施設を出て博士のビートルが止めてある場所まで歩いている。
「その手紙に彼等に関する手掛かりが書いてあったらいいわね。」
哀が歩きながらコナンに言った。その時…、
「あれ、コナン君じゃないか。」
コナン達の背後から聞き覚えのある声が聞こえて来た。
「高木刑事…。」
コナン達は立ち止まり、声のする方を振り向いた。
「どうして高木刑事が此処に居るの?」
コナンは、高木に尋ねた。
「聞き込みだよ。コナン君達は?」
今度は、高木がコナンに尋ねた。
「博士の知り合いの家に行って来たんだ。」
「そうなんだ。じゃあ、僕はまだ聞き込みがあるから…。」
高木はそう言い、歩き出した。コナン達は、歩き出した。高木は少し歩いて立ち止まり、コナン達の方を振り向いた。
「(此処に来たって事は…。そろそろ、ゲームを終わらせようか工藤新一君。)」
高木は、不敵な笑みを浮かべた。高木とは違う道を歩いていた奈月が足を止めた。
「どうした、阪井?」
コナンは、奈月が急に歩くのを止めた事に不審に思った。
「何でもないわ。」
奈月はそう言い、また歩き出した。
「(さっき…、嫌な感じがした。凄く嫌な感じが…。)」
奈月は、何か不安を感じた。


こんにちは!

羽稚洲田です。

高木刑事は、コナンの正体を知ってましたね。

まぁ、高木刑事は新一にも会ってますから正体を見破る事は出来ます。

もちろん、哀や奈月の正体も知ってます。

高木刑事は組織の人間だから知ってて当然だと思います。

次回もまたよろしくお願いします。











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