Ⅸ話 ミオはどんなの?
そして迎えた翌日の朝。
――8日目――
「おはよー」
何気なく、ラミに挨拶をする。
今日もちゃんと首にかけてる。
「あ、おはようヴィヴィオ!」
変わらない笑顔で言ってくれた。
貰いずらいなぁ……。
(でも、今日はまだ様子みだし、明日に頼めばいい)
そう思って、私は今日は静かに見ていることにした。
学校も終わり、ひょんなことから今、ラミと帰っている。
「てゆーか、最近学校生活はしょりすぎじゃないっ!?」
ちょっと! しっかり書いてよ! 学生のメイン!
「どうしたの、ヴィヴィオ? 急に叫んだりして」
「い、いや……」
むう、変に思われちゃったじゃんか……。
「ヴィヴィオはデバイス持ってないの?」
「あ、持ってるよ。この……、クリスだよ」
「へぇ、かわいいなぁ」
「ありがとう」
うーん、ここは折角だから、ミオについて聞いてみようかな……。
「ミオはどんなの?」
「どんなのって、まぁ、そんなに強くはないんだけどね」
えへへっとラミが笑った。
そんなに強い能力を持たないのなら、これがどうして未来の運命を決める切り札になるんだろうか?
考えていると、ラミがミオについて話してくれた。
「ロングレンジの技が多いかな? 接近戦は苦手……。」
そうなんだ。確かに接近戦でバシバシ戦うようには見えないしね……。
「あと念話はできないんだ。あ、だから携帯を持ってるんだよ」
そう言って、ラミがポケットから携帯を取り出した。
かわいらしいストラップをつけた、ピンク色の携帯。
「かわいいね」
「ありがとう! ヴィヴィオは持ってないの?」
「うん。私は念話できないけどね」
それから、私たちは学校のクラスの人のこととか話した。
ラミの家の前まで来て、私は別れた。
「ばいばい」
「うん。今日は送ってくれてありがとう」
「いいよ。それじゃあまた明日。そうそう、ミオも持ってきてね」
「? うん分かった」
そして、私は家に帰った。
ミオ確保作戦、いよいよ明日決行になる。
ひとつ、方法を考えた。
これでなんとかなればいいんだけどな……。
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