悪魔の作ったゲェム★(8/40)縦書き表示RDF


ここから悲しくなってくるかも知れないです…。
悪魔の作ったゲェム★
作:偽屋



プログラム:7 《ルールに従え》



「おいっ!何する気だよ坂野っ!!」
あたしたちが校舎についたときに、結城の焦った声を聞いた。



「だから言っただろっ?!俺が証明してやるっ!!こんなものっ!!」
坂野は封筒をピラリと見せて、そして狂ったように叫びだした。


「俺はゲームなんてしてやるもんかっ!!
俺は帰りたい!帰りたいんだよぉぉっっ!!」
叫びに叫んで坂野は校舎を開けた。










…そう。開けてしまったのだ。



ルールを、

破った…。




校舎の扉を開けたとたん、
坂野の身体は炎に包まれた。


「ああああああああああああああっっっっ!!!!」
坂野は恐ろしいほどの恐怖に負けて、大きく声を張り上げた。















悪魔だ。

悪魔の仕業だ。


悪魔は本当にいた。





あたしたちは、この目で見てしまった。
坂野の燃える姿を。



あたしたちは目を大きくした。





結城は魂を抜き取られたかのように目を広げて、
ポカンと立ち尽くしていた。











「あああぁぁぁ…?!!?!」
坂野の声は途切れた。
力なく途切れた。







悪魔に殺された。

悪魔を拒んだ坂野を、悪魔が殺しにやってきたのだ。






ゲェムの恐ろしさを、
あたしたちは今ごろ知ることになってしまった…。










恐怖がこみ上げてくる。
怖い、怖い…。




どうして?
どうしてこんなことをするの?




やめてよ…やめてよ…。



どうしてそんなにも残酷なんだい?

悪魔。

悪魔。







お前は人を殺すためにいるのか?

あたしたちを試すためにいるのか?

ただ単に遊んでいるだけなのか?




そんなの、
許せない…。





人を殺す必要はあるか?!




悪魔を拒んだ人間を

何故悲しく燃やすんだ。

































ピラリッ…。

あたしの足元に黒く燃えた封筒が落ちてきた。


あたしがそれを軽くつまんで顔のほうへとやると、







『サカノショウタ・ゲームオーバー』
と、黒くなった封筒の表に燃えてない部分でこう書かれていた。









坂野は燃えた。

坂野は







悪魔に殺された。





いまあたしたちの前には
炭になった坂野と、








坂野の似合わなくなった黒ぶち眼鏡が

僅かな音を立てて転がっていた。


















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