悪魔の作ったゲェム★(31/40)縦書き表示RDF


悪魔の作ったゲェム★
作:偽屋



プログラム:30 《ボクニ黒イ血ガ流レルヨウニ》









「ねぇ、いま何時かな・・・。」

隣りにいる由樹に、あたしは聞く。





ここに時計があるようには思えない。


あったとしても、きっと狂ってる。







「・・・もう、ゲームが開始してから2時間たってる・・・。いつまで隠れていればいいの?まさか、悪魔を見つけるまで?!」

由樹は腕時計で時間を確認して、肩を震わす。



「・・・わかんない。」
あたしは、安心させる言葉を伝えることが出来ない。

一緒に震えるしか、出来ない・・・。















「・・・そろそろ、出ようか。」
雅之が呟く。





あたしと由樹は目を開く。



「え・・・?!」
まさか、雅之がそんなことを言うなんて・・・。





「春人が来ない。鬼に見つかったのかもしれない・・・。それに俺らだって、ずっとここに居てもしょうがないじゃないか。」


「それは・・・そうだけど・・・。」


「俺達で、悪魔を見つけてやろうぜ!」

雅之は精一杯の笑みを見せる。




そんなことされると、

断れない。













「・・・うん、そうだね・・・。」


「奏?!」

由樹はオドオドとしながらあたしの服の裾をつかむ。


「大丈夫だよ由樹。一緒に悪魔を見つけて、早くこんなゲームを止めさせよう?」



「・・・・・・ぅ・・ん・・・。」

由樹は相変わらず青ざめている。



あたしは、これ以上何も言えなかったけど、


由樹の手を、ヒシッと握っていた。
































ァ、動き出した。






ゲェムの駒が、やっと動き出した。







見つけてごらん。

この僕を。










僕は紅黒い駒で、キミ達は真っ白の駒ダョ♪


























ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう